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品質保証教育
品質保証システム(MSQS)の強化を目指し全従業員を対象に品質保証に係わる基礎教育、職場に応じた衛生研修や技術研修を行っています。
品質保証テキストや集合研修、e-ラーニングなどによる基礎教育
- ・食中毒事件の原因の概要、食品衛生、品質保証基礎、食品関連法規など。
- ・毎年6月「食の責任を強く認識し、果たしていくことを誓う日の活動」において理解度テストを実施。

検査技術研修
- 品質検査体制や技術レベルの向上を目的として、工場の品質管理課の従業員を対象に、理化学検査などの基礎的な内容から異物同定検査など特殊な検査技術習得まで、各コース分けして実施します。
専門技術研修官能検査風景
官能評価員制度
風味確認のために官能評価員制度を導入し、官能検査のスキルアップを促進しており、2025年4月現在、1,644名が「官能評価員」に、そのうち56名が特に優れた技能を有する者として「官能評価士」に認定されています。
商品の製造、出荷時には、官能評価員が風味などの検査を行い、安全で安心していただける商品をお客様にお届けします。
検査士認証制度の導入
工場で出荷検査を行う従業員を対象に、一定の知識と技量を満たした人に「検査士」を認証する制度。検査士には、微生物、成分、SET(黄色ブドウ球菌エンテトロキシン)があります。
製品検査精度管理
検査認証後の検査品質を維持し、商品の品質を高いレベルで保証することを目的に、検査技能試験により出荷検査の精度管理を毎年実施します。
品質監査
品質保証システム(MSQS)が適切に機能しているか、決めたことが正しく行われているかを確認・検証する仕組みとして、社内、社外、現場の「3つの目」によりチェックする体制をとり、品質保証システムの有効性評価と継続的な改善を図っています。
社外の目
社外の品質管理専門家による工場を対象とした品質監査(企業倫理委員会品質部会による監査、および専門監査機関であるAIBによる監査等)
AIB監査風景
企業倫理委員会品質部会監査風景
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社内の目
品質保証部による工場並びに原材料サプライヤーを対象とした品質監査
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現場の目
工場の品質管理課長を監査責任者とした品質監査
部門紹介
分析センター
商品や原材料の検査・分析をはじめ、試験・検査の教育指導など通じて、品質保証システム(MSQS)の強化に貢献しています。
- ・GC/MSやLC/MS等の分析装置による原材料の安全性検査(ポジティブリスト制度対応)
- ・賞味期限設定のための、製品保存試験の実施
- ・社内認定(検査士認証)制度にもとづく検査士の育成
- ・2002年10月、分析センターはISO/IEC17025※の認定を取得しました。当時、日本の食品製造会社の試験所としては初めての認定取得であり、国際的に信頼が得られるデータを提供できることが保証されました。この認定により、分析センターの運営システムと分析技術の水準の高さが公に認められたことで、検査部門としての信頼性が向上しました。
- ※(財)日本適合性認定協会より認定される国際的な試験所認定規格。試験所が品質システムを運用し、技術的に適格であり、技術的に妥当な結果を出す能力を有することを証明しています。
食品衛生研究所
乳および乳製品の安全を確保するために、食品衛生に関わる研究や弊社生産部門の製造工程のチェックや衛生指導などを総合的に実施しています。研究の成果は、広く社会に還元することで安全性の向上に貢献しています。
- ・リステリアの検査法に関する研究
- ・黄色ブドウ球菌毒素(コアグラーゼ型)の基礎研究とその研究成果の検査キットとしての実用化
- ・製品の製造工程における危害分析の実施
- ・製造部門を対象とした食品衛生教育の実施









