CSRの取組み

環境保全活動の推進

雪印メグミルクグループは、製品ライフサイクルの各工程で多くの天然資源、エネルギーを使用していますが、その一連の工程で発生する資源のロスや環境負荷を出来るだけ小さくするため、各部門で様々な取組みを行っています。

省エネ活動や廃棄物の削減は全社で行っている代表的な活動ですが、研究開発部門ではプラスチック容器の薄肉化などを、調達部門では環境に配慮した容器への変更などを、工場ではエネルギーの効率化や排水の浄化処理などを行っています。また、物流部門では原材料や商品の輸送でモーダルシフトや積載率の向上などを、支店では全営業車でエコドライブの取組みなどを、管理部門ではクール・ビズやウォーム・ビズによる冷暖房の抑制やペーパーレス化を進めています。

CO2排出量削減の取組み(幌延)

ボイラーを更新し、燃料を重油から液化天然ガス(LNG)に転換しました。これにより、CO2の排出量が約2割削減されるほか、年間約4トン発生していた廃棄物(煤塵)がゼロになります。
その他、井戸ポンプのインバーター化や排水設備の運用見直しなどで、省エネとCO2排出量削減、廃棄物削減を図っています。

  
ボイラー

液化天然ガス貯蔵タンク

環境にやさしい工場づくり(いばらく乳業)

いばらく乳業(株)では、高機能の冷凍機とアイスビルダー(冷熱蓄熱装置)を導入しました。夜間電力を使用して氷を蓄え、昼間の製造時に負荷に応じた自動制御による冷却を行うことで、省エネと電力のピークカットを実現しました。

また、水冷エアーコンプレッサー用のクーリングタワー(熱交換器)を密閉式の超低騒音型とすることで、工場周辺の騒音発生を防いでいます。

  
アイスビルダー

超低騒音型クーリングタワー

省エネの取組み(野田工場)

野田工場の冷蔵庫はデポ(物流拠点)機能も有しているため、24時間、365日連続点灯となっていました。

今回、高天井用人感センサー付きのLED器具を他社に先駆けて採用し、個別の照明器具ごとに全点灯から減光点灯へ自動切換を行うことで、従来比70%以上の省エネを行うことができました。

高天井用人感センサー付きLED照明

モーダルシフトへの取組み〜エコレールマークの商品認定〜

モーダルシフトとは、貨物輸送を自動車から鉄道・船舶へと切り替えることでCO2排出量を削減し、環境負荷を削減する手法です。雪印メグミルクは、北海道の工場で製造した商品の北海道外への輸送についてモーダルシフトを積極的に進めており、2007年9月より継続してエコレールマーク取組企業の認定を受けています。特に練乳類については道外販売分の100%が鉄道輸送であり、現在、練乳など8品目でエコレールマーク商品認定を受けています。

排水処理能力向上(大樹工場)

大樹工場では、新排水処理設備へ全面的な切替えを実施しました。新設備の処理能力は6,000m3/日に高まり、処理方式として流動担体前処理と活性汚泥法を採用したことで、安定した運転が可能となりました。
また、放流水質の常時監視が可能となったほか、より一層の省エネと脱水汚泥の削減が期待されています。


排水処理設備

容器の軽量化(牛乳瓶キャップ)

野田工場および福岡工場で使用している牛乳瓶の樹脂キャップを、13%軽量化しました。これにより、年間約25トンのプラスチック使用量削減につながる見込みです。
また、プラスチック問題への意識を高める社内啓発活動を行っています。

※2018年度販売実績から算出した見込み値

排出事業者責任の考え方に基づく排出物の処理と処理委託業者への実地確認

雪印メグミルクは、排出事業者責任の考え方に基づき、排出物は可能な限り埋め立てや焼却をせず、リサイクルを推進しています。
処理委託業者への実施確認に加え、焼却埋め立ての場合は必要に応じて最終処分場まで視察を行っています。また、全ての産業廃棄物処理委託業者に対して定期的な実地確認を実施しています。

最終処分場の視察

カーボンオフセットの取組み

カーボンオフセットとは、植林などの森林保護やクリーンエネルギー事業で得られたCO2の排出権(クレジット)を購入することにより、企業活動で排出されたCO2の一部を間接的に埋め合わせ(オフセット)する制度です。

雪印メグミルクは2015年より「北海道 森と大地のカーボンクレジット」を継続的に購入しており、このカーボンオフセットによるCO2削減対象を「酪農と乳の歴史館」の使用電力とする一方で、見学者に対して当社の環境保全についてPRしています。

また、2017年より北海道標津郡中標津町の「中標津町町有林J-クレジット」を購入し、なかしべつ工場で排出するCO2の一部をカーボンオフセットするとともに、中標津町の主要産業である酪農を守ることで「酪農生産への貢献」を行っています。

さらに、2018年には北海道広尾郡大樹町の「温泉施設におけるバイオマス固形燃料(木質バイオマス)による化石燃料の代替プロジェクト」により創出されたJ-クレジットを購入し、大樹工場で排出するCO2の一部をカーボンオフセットするとともに、地域に密着した「省エネルギー」「省CO2」に協力しています。

  
中標津町 証明書贈呈式
  
大樹町 証明書贈呈式

環境イベント・キャンペーンなどへの積極的な参加

毎年恒例の「エコライフ・フェア(6月/代々木公園)」や「エコプロ(12月/東京ビッグサイト)」には、全国牛乳容器環境協議会(容環協)の一員として、牛乳パックの手開き体験や手すきハガキ作り体験、ワークショップなどを通じてたくさんの方々に牛乳パックリサイクルの大切さと再生紙利用の重要性について啓発しています。

また、2018年7月には、北海道主催の「北海道環境CSR応援団」パネル展に協力し、環境に関する社会貢献活動や環境に配慮した商品・サービスなど、当社の取組みを紹介したパネルを展示しました。

  
エコプロ

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