北海道庁との包括連携協定
2007年10月、雪印乳業(株)、雪印種苗(株)、(株)雪印パーラーは、北海道と包括連携協定を締結し、酪農振興への貢献および乳製品製造で培った技術を活かし、「食」を中心とするさまざまな分野で創業の地、北海道の経済活性化へ寄与してきました。また、2009年10月の経営統合を機に、雪印メグミルクグループが引き継ぎ、北海道との連携をより強化させています。
※1 産消協働
地域の「消費者」と「生産者」が連携し、地元の資源や生産物を地元で消費・活用することにより、域内循環(人、もの、お金の流れ)を高めて地域経済の活性化を図ろうという運動です。
北海道庁赤れんが庁舎前庭での花壇設置について
「道庁赤れんが庁舎」は、年間約40万人の観光客が訪れる北海道を代表する観光、写真スポットです。
包括連携協定事業の一環として、世界に通用する北海道の花をブランドとして定着させた「花観光」を推進するため、北海道らしさをイメージした「花壇」を、2013年7月に、札幌市内の幼稚園児(約90名)と一緒に完成させるイベントを実施しました。
札幌市と「さっぽろまちづくりパートナー協定」を結んでいます
2012年3月に札幌市と雪印メグミルク(株)は「さっぽろまちづくりパートナー協定」に調印しました。協定を結ぶことにより、「企業自らがまちづくりに参加し、『市民が主役のまちづくり』に取り組む」という考え方に沿い、「子どもが健やかに育つまちづくり」に札幌市と協働していきます。
「さぽーとほっと基金」に寄附を行っています
雪印メグミルク(株)は札幌市のまちづくり活動に賛同し、酪農と乳の歴史館の見学者数に応じ「さぽーとほっと基金」に寄附を行っています。皆様のご来館が、「さぽーとほっと基金」を通じ、こどもの健全な育成を支援する活動を応援しています。
宮城県との連携
雪印メグミルク(株)は、「スマートみやぎ健民会議」の応援企業です。宮城県、地域の皆様と、「県民の健康と幸せの実現」を目指した共創を推進しています。宮城テレビ放送(株)とタイアップし、情報番組内の「Let’ s tr y!みんなで健康プロジェクトコーナー」で、食生活から「脱メタボ」を目指すヒントやおすすめのメニューを紹介しました。また、塩分に配慮しながら、チーズのコクと旨味でおいしく食べられるレシピを地元企業と共同開発、店頭で紹介しました。
![]() サーモンの「カマンフォンデュ」 |
茨城県・茨城県内量販店との共同取組み
雪印メグミルク(株)と茨城県は、日本人の野菜不足、カルシウム不足の課題に対して協力し、茨城県産野菜と乳製品の消費拡大につながる取組みを行っています。2022年1月には更なる取組みとして、茨城県および茨城県内の量販店との共同キャンペーンを実施しました。茨城県産野菜と乳製品を使用したオリジナルメニューを量販店のチラシ紙面にて、2週間にわたり掲載。店頭でも大々的に展開し、乳(ミルク)による食と健康をPRしました。
![]() 白身魚のグリーンソースがけ |
独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)との取組み
雪印メグミルク(株)と独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)は、大阪を中心とした近畿圏のUR賃貸住宅団地等において、多様な世代が生き生きと健康に暮らせるまちづくりに資することを目的として、2020年3月に地域連携・協力に関する協定を締結しました。雪印メグミルク(株)は、UR賃貸住宅団地等で、雪印メグミルク(株)の食育活動「骨・カルシウムセミナー」などを実施しています。
![]() UR都市機構での骨・カルシウムセミナー |
災害を通じた地域とのパートナーシップ
雪印メグミルク(株)のなかしべつ、阿見、海老名、神戸の各工場は、近隣地区と覚書を締結し、大規模災害発生時に地域と工場が相互に協力して避難場所や物資の提供を行い、被害軽減に取り組みます。更に(株)エスアイシステムでは、災害発生などの緊急事態時に停電が起きた場合、近隣企業や住民の皆様へ無償で飲料を配布できる災害救援用自動販売機を、全国の運営センターに設置しています。
フードバンク、フードパントリーへの支援
雪印メグミルクグループでは、フードバンクのセカンドハーベスト・ジャパンに、牛乳やチーズなど、6種(約38,000個・約28t)を提供しました。特に、調理の必要がない牛乳は大変喜ばれました。また、福岡エリアにおいても、福岡県フードバンク協議会に加盟している各フードバンク団体に対して、牛乳やヨーグルト、チーズなど24種(約37, 000個・約11t)を提供しました。雪印メグミルク(株)川越工場では、子育て中のひとり親世帯などの家庭に、無料で食品を配付するNPO法人埼玉フードパントリーネットワークに賛同し、川越市内の団体へ、ヨーグルトやデザートなど10種(約7, 200個・約0.7t)を提供しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響からフードバンク、フードパントリーの需要はますます高まっており、栄養豊富な乳製品はたくさんの方に喜んでいただいています。
![]() フードバンクへの搬入作業 |
京都工場で開催された「SDGs体験型環境学習」
2022年8月、京都府南丹保健所が主催するこの取組みは、SDGsの普及啓発を行い、自ら考え行動できる人材「SDGsパーソン」の育成を目指した体験型環境学習プログラムです。京都工場は、同保健所と協力して新型コロナウイルス感染拡大防止策を講じた上で、子どもたちに対して、生産工程や排水処理施設の見学、紙パックリサイクルのDVD等を通して、環境保全の取組みや紙パックリサイクルの重要性をお伝えしました。
![]() 「工場長による工場概要説明」 |
紙パックリサイクルの推進
2022年11月、雪印こどもの国牧場にて「牧場まつり」に参加しました。当日は感染症予防対策を講じた上で、環境を学ぶクイズラリーを実施しました。クイズを通して、お客様に紙パックリサイクルの大切さをお伝えしました。
![]() 牧場まつりの様子 |
「雪印メグミルクグループ SDGs 実践アワード」の開催
雪印メグミルクグループでは、2020年度より「雪印メグミルクグループ SDGs実践アワード」を開催しています。
重要課題(マテリアリティ)のKPI達成に向けた活動を表彰し、グループ一丸となり、全従業員が自分事としてSDGsの活動を推進、拡大させていく表彰制度です。
第2回開催の2021年度は、グループ会社15社と雪印メグミルク(株)の全部署から、合計156件のエントリーがありました。
社外とのパートナーシップや、SDGsの理念である「誰ひとり取り残さない」の実践など、昨年度よりも、SDGsの本質を理解した更に高いレベルの活動が行われました。
グループの模範となる活動を、社長、サステナビリティ担当役員、サステナビリティ推進部が選定し、優れた活動として評価された11職場を2022年5月にオンラインで表彰しました。
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社内ポスター | 雪印メグミルク・佐藤社長による 表彰式(オンライン映像) |
理解浸透部門 最優秀賞
雪印メグミルク(株)広報IR部「酪農と乳の歴史館」では、聴覚障がいのある方、視覚障がいのある方の支援団体を招待し、見学体験会を実施しました。障がいのある方との対話を通じて、見学時に分かりやすく、そして楽しんでいただける資料や見学方法をまとめました。SDGsの理念である「誰ひとり取り残さない」の具体的な取組みはグループ全体の模範となります。
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すべてのお客様のために
「すべてのお客様の期待に応える」という企業姿勢のもと、(株)雪印こどもの国牧場では、障がいのある方などに対する応対を学んでいます。「神奈川県障害者自立生活支援センター」の指導のもと、障がいのある方との接し方や心配り、積極的なお声掛け、介助方法を学びました。より楽しく、安全かつ快適に過ごしていただくために、バリアフリー化や筆談ボードなどの設置も行いました。以降、社内での手話勉強会、さらなる改善へ向けた意見交換会などを行っています。
![]() セミナー受講風景 |
![]() 車いすでも利用できる屋外用テーブル |
![]() 社内意見交換 |
事業活動と連動した社会貢献活動
雪印ビーンスターク(株)では、すべてのお子様と女性の幸せを願って、事業活動と連動した社会貢献活動を展開しています。
日本ベビーフード協議会の乳児院寄贈事業に参画して全国の乳児院にベビーフードを寄贈、その他に「ハートフルサポート活動」と称して、「ピンクリボン運動」「おぎゃー献金」といった寄付活動も行っています。
東日本大震災後の里浜の復興支援
雪印種苗(株)では2013年より、東北の沿岸部の植栽活動を支援しています。主に、震災後の海辺に蘇りつつある砂浜植物の種を採種し、その一部を北海道(札幌)で苗まで育て、再び現地に植栽し、自然環境を取戻す活動を行っています。この支援活動は、工事跡地などの生態系を保全するため、東北のみならず北海道など、広域のネットワークにより里浜を保全・再生していく取組みの一つです。
![]() 防潮堤と砂浜に咲くハマヒルガオ |
![]() 苗づくりの様子 |
![]() 閖上での観察会の様子 |