コンプライアンスとサステナビリティの浸透のための取組み
食の責任を強く認識し、果たして行くことを誓う日の活動
雪印メグミルクグループは「雪印乳業食中毒事件」と「雪印食品牛肉偽装事件」を忘れないために、「食の責任を強く認識し、果たしていくことを誓う日の活動」を、2つの事件の発生月である6月と1月に毎年実施しています。2003年度に初回を実施し、2024年度で44回の開催となりました。また、6月は「2つの事件を正しく理解し、二度と繰り返さないためには何が必要か」、1月は「雪印メグミルクグループが持続的な成長を目指し、今後取り組んでいく社会課題解決」を活動テーマに実施しています。それぞれ翌月のサステナビリティグループ活動において、全役員・従業員※が講演映像を視聴し、意見交換を行っています。
※社員、シニア社員、契約社員、パート社員、嘱託社員、派遣社員
講演の様子
実施月 | 講演テーマ | 講演者 |
---|---|---|
2024年6月 | 雪印乳業食中毒事件の経営学的検討 | 中京大学経営学部教授 谷口 勇仁 氏 |
2025年1月 | 脱炭素革命への挑戦 世界の潮流と日本の課題 | (株)NHKエンタープライズ エグゼクティブ・プロデューサー 堅達 京子 氏 |
サステナビリティグループ活動
雪印メグミルクグループでは、全役員・従業員がコンプライアンスの強化、サステナビリティ意識の醸成のため、2つの事件後の2003年から、サステナビリティグループ活動を続けています。各部署に配置されたサステナビリティリーダーが中心となり、活動テーマについて活発な意見交換を行っています。従業員同士が意見や経験を共有することで、コミュニケーション強化にもつながっています。
雪印メグミルク(株)は参加率85%を目標に年12回(うち2回は任意開催)、グループ会社においては年2回以上を基本に活動を行っています。
サステナビリティグループ活動の様子
開催月 | 雪印メグミルク㈱ 2024年度活動テーマ | 参加率 |
---|---|---|
4 | (任意開催)自由テーマ:アンコンシャス・バイアス・ハラスメント、企業行動憲章、工場方針の理解など | 99.1% |
5 | 「2023年度コンプライアンスに関するアンケート」の結果に基づく各部署の課題解決に向けて | 98.5% |
6 | 「雪印乳業食中毒事件」の経験者のインタビュー映像を視聴 | 97.9% |
7 | 「食の責任を強く認識し、果たしていくことを誓う日の活動~雪印の事件を風化させない~」全社活動 | 98.2% |
8 | 各職場で①、②から選択 ①健康経営推進に向けて ②各職場のフリーテーマ |
97.8% |
9 | サーキュラーエコノミーの実現 | 98.6% |
10 | 内部通報制度の理解 | 98.5% |
11 | 「雪印メグミルクレポート2024(統合報告書)」のトップメッセージより、企業の価値創造や持続的成長の理解 | 97.4% |
12 | 「雪印メグミルクアワード2024」を通じた「雪印メグミルク バリュー」 | 98.2% |
1 | ハラスメントのグレーゾーン | 98.4% |
2 | 「食の責任を強く認識し、果たしていくことを誓う日の活動 ~これからの社会課題解決にむけて~」全社活動 | 98.4% |
3 | (任意開催)自由テーマ:カスタマーハラスメント、100周年プロジェクト、腐敗・贈収賄行為防止、酪農ゲームなど | 91.9% |
サステナビリティ通信
サステナビリティに関する情報を従業員と共有し、サステナビリティに対する意識を高め、取組みを拡大していくことを目的とした情報誌です。サステナビリティ推進部で制作して毎月発行し、雪印メグミルクグループのサステナビリティリーダーを通じて、全従業員に配信しています。人権問題、ハラスメント防止に関する解説やケーススタディを掲載し、従業員の人権尊重に対する意識の啓発につなげています。
サステナビリティ通信 |
従業員アンケートの実施
雪印メグミルクグループでは、全従業員を対象にコンプライアンスを中心としたアンケートを2年に1回実施しています。アンケート結果に基づき、現状の実態把握を行い、翌年抽出した課題について対応します。