サステナビリティ

第14期企業倫理委員会消費者部会

企業倫理委員会の専門部会の一つとして、消費者団体の代表者や消費者問題の有識者に雪印メグミルクグループの取組みに対して評価と意見をいただき、経営に反映させています。毎年、関東と関西で開催しています。

関東消費者部会

開催日

2022年12月2日(金)

議題

エシカル消費への対応について

出席者

【社外有識者】(五十音順)

小笠原 むつみ 氏

(サステナビリティ消費者会議)

河村 真紀子 氏

(主婦連合会 会長)

小浦 道子 氏

(東京消費者団体連絡センター 事務局長)

坂田 美陽子 氏

(公益社団法人 全国消費生活相談員協会)

清水 百合子 氏

(横浜市消費者団体連絡会)

大道 不二子 氏

(公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会 東日本支部食部会代表)

谷 敬子 氏

(公益社団法人 全国消費生活相談員協会)

廣田 浩子 氏

(一般社団法人 全国消費者団体連絡会)

古谷 由紀子 氏

(サステナビリティ消費者会議 代表、公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会 顧問)

松﨑 嘉子 氏

(横浜市消費者団体連絡会 代表幹事)

【雪印メグミルク(株)】

板東 久美子

(社外取締役、消費者部会 部会長)

畑本 二美

(常務執行役員サステナビリティ担当、消費者部会 部会委員)

有識者からの主な意見

  • エシカルな観点から企業活動に取り組むことは企業の責任である。海外の一部の国のように、倫理的に不適切な活動を行う企業を見つけ出し、商品の購入をボイコットすることもこれからのエシカル消費で重要になると考える。
  • 企業がビジョンを描きやるべきことを進めた結果、消費者自身が生活の中で社会や環境の持続可能性を考えるようになり、それがエシカル消費につながる。そのためにも、企業は取組みを開示するだけでなく、消費行動につながる情報を分かりやすく提供するべきだ。
  • 消費者は多様で多面的であり、価格、健康志向、或いは社会貢献など、それぞれの自主基準で商品を選ぶ。万人に選択されるための正解はない。
  • 同じ値段でも栄養価が高く小さいサイズの商品や、大袋タイプで包装による環境負荷を減らした商品など、消費者にとって手に取りやすい商品を販売することで、結果として消費者がエシカル消費に携わるという考え方もできる。
  • 消費者は自らの行動がエシカル消費であることを実感したい、実感により消費者自身の意識も変わっていくと思う。
  • 環境問題に関して今後影響を受けるのはZ世代である。例えば、彼らの赤ちゃんが50歳になる時の世界がどうなっているかの視点で訴求すると響くのではないか。ミルクを作っている雪印メグミルクが行うことに意義を感じる。Z世代との対話の場を設け意見を求めるのはどうか。

関西消費者部会

開催日

2022年12月8日(木)

議題

エシカル消費への対応について

出席者

【社外有識者】(五十音順)

猪飼 久子 氏

(消費生活アドバイザー・栄養士)

今久保 智子 氏

(特定非営利活動法人 京都消費生活有資格者の会 副代表理事)

岡本 孝子 氏

(なにわの消費者団体連絡会 事務局長)

辻 由子 氏

(奈良県生活協同組合連合会)

中村 智惠美 氏

(公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会 西日本支部)

原田 修身 氏

(公益財団法人 関西消費者協会 事務局長)

溝内 啓介 氏

(特定非営利活動法人 コンシューマーズ京都 事務局長)

米田 覚 氏

(全大阪消費者団体連絡会 事務局長)

【雪印メグミルク(株)】

板東 久美子

(社外取締役、消費者部会 部会長)

畑本 二美

(常務執行役員サステナビリティ担当、消費者部会 部会委員)

有識者からの主な意見

  • 「これを買ったら社会課題解決やサステナビリティの応援になる」ことがはっきり分かる商品が増え、取り扱う小売店が増え、購入し易い環境になることを消費者は望んでいる。
  • 消費者にエシカル消費の理解を促し、購入を動機付ける。例えば、商品に書ききれないサステナビリティに関する情報はWebサイトに掲載し、アクセスした人にポイントを付与するのはどうか。
  • 商品購入により社会や環境に役に立てたという気持ちになり、その結果エシカル消費が消費者に意識付くといった好循環が起こるとよい。
  • 日本ではバターやチーズが紙箱に入っているが、内側の包装だけで売られている国もある。無駄な包材を無くすことができないか。
  • 海外から輸入する濃厚飼料を与えて乳脂肪分を高くした牛乳は美味しいが、自給飼料型酪農の推進のため、乳脂肪分の高い生乳を生産する現状に問題提起をする時期が来ているのではないか。今より低脂肪の牛乳が並ぶことが当たり前になるよう、変わっていくことが重要だと考える。

有識者の意見を受けて

これまでの「当たり前」に疑問を持つことの大切さに気付かされました。エシカル消費の浸透に向け、消費行動につながる分かりやすい情報提供を心掛けていきたいと思います。

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