CSRの取組み

環境保全活動の推進

雪印メグミルクグループは、製品ライフサイクルの各工程で多くの天然資源、エネルギーを使用していますが、その一連の工程で発生する資源のロスや環境負荷を出来るだけ小さくするため、各部門で様々な取組みを行っています。

省エネ活動や廃棄物の削減は全社で行っている代表的な活動ですが、研究開発部門ではプラスチック容器の薄肉化などを、調達部門では環境に配慮した容器への変更などを、工場ではエネルギーの効率化や排水の浄化処理などを行っています。また、物流部門では原材料や商品の輸送でモーダルシフトや積載率の向上などを、支店では全営業車でエコドライブの取組みなどを、管理部門ではクール・ビズやウォーム・ビズによる冷暖房の抑制やペーパーレス化を進めています。

紙の使用についての基本的な考え方

雪印メグミルクでは「紙の使用について、可能な限り、持続可能性に配慮したもの、および古紙を使用した再生紙を優先的に使用」することとしており、可能なものから順次使用を開始しています。この対象範囲は、商品の紙容器・外装ダンボール、印刷用紙、印刷物、店頭販促資材に使用する紙としています。

森林認証紙の使用

森林認証制度とは、審査機関が適切な森林管理を行っている森林および流通・加工業者を審査・認証し、独自のマークを付けて持続可能な森林経営を支援するための取組みです。雪印メグミルクは、紙の使用についての基本的な考え方に基づき、森林認証紙であるFSC(R)認証紙を一部商品のパッケージに採用しています。
更にパッケージ以外でも、2017年11月より通販商品のお客様向け案内パンフレット等にFSC(R)認証紙の採用を開始しています。

  
FSC認証紙を使用した製品

カーボンオフセットの取組み

カーボンオフセットとは、植林などの森林保護やクリーンエネルギー事業で得られたCO2の排出権(クレジット)を購入することにより、企業活動で排出されたCO2の一部を間接的に削減する制度です。
雪印メグミルクは2015年より「北海道 森と大地のカーボンクレジット」を継続的に購入しており、このカーボンオフセットによるCO2削減対象を「酪農と乳の歴史館」の使用電力とする一方で、見学者に対して当社の環境保全についてPRし、理解していただく活動を行っています。
更に、2017年11月9日には北海道標津郡中標津町の「中標津町町有林J-クレジット」を購入しました。このクレジットは、北海道遺産であり中標津町の生活道路と酪農用牧草地などの農耕地を守る「格子状防風林」の適切な間伐を実施し森林の健全育成を図り森林のCO2吸収量を高めることで地球温暖化防止に寄与し、ひいては生物多様性の維持に寄与することを目的としています。
雪印メグミルクは「中標津町町有林J-クレジット」購入を通じ、なかしべつ工場で排出するCO2の一部をカーボンオフセットするとともに、中標津町の主要産業である酪農を守ることで「酪農生産への貢献」を行い、地域に密着した「自然保護」「生物多様性」に配慮してまいります。

  
中標津町町有林(格子状防風林)
  
J-クレジット
購入証明書贈呈式
  
J-クレジット
購入証明書

日本政策投資銀行(DBJ)から環境格付を取得

DBJの「環境格付」とは、DBJが開発した格付システムにより、企業の環境経営度を評点化しランク付けを行う独自の制度で、格付により融資条件が設定される世界で初めての融資メニューです。雪印メグミルクは3月にこの環境格付を取得しました。

環境イベント・キャンペーンなどへの積極的な参加

雪印メグミルクでは、環境イベントやキャンペーンにも積極的に参加しています。

一例として、夏至〜七夕(クールアース・デー)の期間に環境省が主催する「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」において、毎年、屋外広告の一斉消灯や従業員の一斉退社などを実施しています。

また、6月の「エコライフ・フェア(代々木公園)」や12月の「エコプロ(東京ビッグサイト)」には全国牛乳容器環境協議会(容環協)の一員として、全国牛乳パックの再利用を考える連絡会(全国パック連)と協働し、牛乳パックの手開き体験や手すきはがきづくり体験、ワークショップなどを通じてたくさんの方々に牛乳パックリサイクルの大切さと再生紙利用の重要性について啓発しました。

エコプロ2017

CO2排出量削減の取組み(磯分内工場)

磯分内工場では、ボイラーの燃料を重油からCO2排出量が少ない液化天然ガスへ変更しました。さらに、高効率な新型ボイラーを導入したことや、濃縮機を高効率なものに変更することにより、省エネとCO2排出量削減を図りました。結果として、工場全体で約25%のCO2排出量削減ができました。

  
液化天然ガス貯蔵タンク

新型炉筒煙管ボイラー

環境にやさしい工場づくり(いばらく乳業)

いばらく乳業(株)では、高機能の冷凍機とアイスビルダー(冷熱蓄熱装置)を導入しました。夜間電力を使用して氷を蓄え、昼間の製造時に負荷に応じた自動制御による冷却を行うことで、省エネと電力のピークカットを実現しました。

また、水冷エアーコンプレッサー用のクーリングタワー(熱交換器)を密閉式の超低騒音型とすることで、工場周辺の騒音発生を防いでいます。

  
アイスビルダー

超低騒音型クーリングタワー

省エネの取組み(野田工場)

野田工場の冷蔵庫はデポ(物流拠点)機能も有しているため、24時間、365日連続点灯となっていました。

今回、高天井用人感センサー付きのLED器具を他社に先駆けて採用し、個別の照明器具ごとに全点灯から減光点灯へ自動切換を行うことで、従来比70%以上の省エネを行うことができました。

高天井用人感センサー付きLED照明

地域貢献の取組み(京都工場池上製造所)

雪印メグミルクでは、全国の事業所で清掃活動など様々な地域貢献活動を行っています。池上製造所では、毎年秋に、地域貢献活動の一環として工場周辺のゴミ拾い、草取りなどの清掃活動を行っています。工場周辺は田園地帯であるため、工場からの排水処理水を放流している用水路の清掃も行っています。地域の方々には喜んでいただいており、今後も続けていきたいと考えています。


用水路の清掃風景
 
 清掃後の用水路

排出者責任の考え方に基づく排出物の処理と処理委託業者への実地確認

雪印メグミルクは、排出者責任の考え方に基づき、排出物は可能な限り埋め立てや焼却をせず、リサイクルを推進しています。
直接契約している処理業者の現場視察に加え、焼却埋め立ての場合は最終処分場まで視察を行っています。また、全ての産業廃棄物処理委託業者に対して定期的な実地確認を実施しています。

最終処分場の視察

容器包装における取組み

2016年度は、マーガリン(大容量)のフタ(約20%軽量化)、および牛乳びんの樹脂キャップ(約24%軽量化)などの容器包装軽量化に取り組み、合計で年間約180t※1の軽量化につながりました。また、大容量ヨーグルト商品(400g)に使用するクレート※2の形状を変更し、積み重ねた時の容積を減らすことで、保管スペースの削減、輸送時の積載率向上を実現しました。

※1 2016年度販売実績から算出した見込み値
※2 商品の流通過程で使用する小型のコンテナ容器

モーダルシフトへの取組み〜エコレールマークの商品認定〜

モーダルシフトとは、貨物輸送を自動車から鉄道・船舶へと切り替えることでCO2排出量を削減し、環境負荷を削減する手法です。雪印メグミルクは、北海道の工場で製造した商品の北海道外への輸送についてモーダルシフトを積極的に進めており、2007年9月より継続してエコレールマーク取組企業の認定を受けています。特に練乳類については道外販売分の100%が鉄道輸送であり、3月の第34回「エコレールマーク運営・審査委員会」では、練乳など9品目が新たにエコレールマーク商品認定を受けました。

北海道赤れんが庁舎前庭「花壇」設置 雪印種苗(株)

北海道包括連携協定に基づき、雪印メグミルクグループでは観光分野において「花いっぱい促進事業」の取組みを実践することで、花を「北海道ブランド」として定着させ、花観光の促進に努めています。
この事業の一環として、北海道との協働により赤れんが庁舎前庭に「花壇」を設置しました。赤れんが庁舎は、年間約40万人の観光客が訪れる北海道を代表する観光スポットであり、「花壇」の設置により北海道の花をPRするとともに訪れた観光客の皆様に楽しんでいただきました。

北海道庁赤れんが庁舎前庭

東日本大震災後の「海辺と人のきずな」を育む、里浜の復興支援を実施

雪印種苗では2013年より、東北の沿岸部の植栽活動を支援しています。
主な活動として、震災後の海辺に蘇りつつある砂浜植物の種を採種し、その一部を北海道(札幌)で苗まで育て、再び現地に植栽し、自然環境を取戻す活動を行っています。この支援活動は、工事跡地などの生態系を保全するため、東北のみならず北海道など、広域のネットワークにより里浜を保全・再生していく取り組みの一つです。
今後もふるさとの知恵や文化を活かし『自然と人がきずなで繋がる里浜復興を目指す』をテーマに協力していきます。

東北の海辺に蘇る砂浜植物たち
(仙台市若林区)

雪印種苗本社での
「ハマボウフウ」の苗づくり
(札幌市厚別区)

荒浜での植栽交流活動
(仙台市若林区)

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