CSRの取組み

環境保全活動の推進

雪印メグミルクグループは、製品ライフサイクルの各工程で多くの天然資源、エネルギーを使用していますが、その一連の工程で発生する資源のロスや環境負荷を出来るだけ小さくするため、各部門で様々な取組みを行っています。

省エネ活動や廃棄物の削減は全社で行っている代表的な活動ですが、研究開発部門ではプラスチック容器の薄肉化などを、調達部門では環境に配慮した容器への変更などを、工場ではエネルギーの効率化や排水の浄化処理などを行っています。また、物流部門では原材料や商品の輸送でモーダルシフトや積載率の向上などを、支店では全営業車でエコドライブの取組みなどを、管理部門ではクール・ビズやウォーム・ビズによる冷暖房の抑制やペーパーレス化を進めています。

カーボンオフセットの取組み

カーボンオフセットとは、植林などの森林保護やクリーンエネルギー事業で得られたCO2の排出権(クレジット)を購入することにより、企業活動で排出されたCO2の一部を間接的に埋め合わせ(オフセット)する制度です。

雪印メグミルクは2015年より「北海道 森と大地のカーボンクレジット」を継続的に購入しており、このカーボンオフセットによるCO2削減対象を「酪農と乳の歴史館」の使用電力とする一方で、見学者に対して当社の環境保全についてPRしています。

また、2017年より北海道標津郡中標津町の「中標津町町有林J-クレジット」を購入し、なかしべつ工場で排出するCO2の一部をカーボンオフセットするとともに、中標津町の主要産業である酪農を守ることで「酪農生産への貢献」を行っています。

さらに、2018年には北海道広尾郡大樹町の「温泉施設におけるバイオマス固形燃料(木質バイオマス)による化石燃料の代替プロジェクト」により創出されたJ-クレジットを購入し、大樹工場で排出するCO2の一部をカーボンオフセットするとともに、地域に密着した「省エネルギー」「省CO2」に協力しています。

  
中標津町 証明書贈呈式
  
大樹町 証明書贈呈式

日本政策投資銀行(DBJ)から環境格付を取得

DBJの「環境格付」とは、DBJが開発した格付システムにより、企業の環境経営度を評点化しランク付けを行う独自の制度で、格付により融資条件が設定される世界で初めての融資メニューです。雪印メグミルクは2017年3月にこの環境格付を取得しました。

環境イベント・キャンペーンなどへの積極的な参加

雪印メグミルクでは、環境イベントやキャンペーンにも積極的に参加しています。

一例として、夏至〜七夕(クールアース・デー)の期間に環境省が主催する「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」において、毎年、屋外広告の一斉消灯や従業員の一斉退社などを実施しています。

また、6月の「エコライフ・フェア(代々木公園)」や12月の「エコプロ(東京ビッグサイト)」には全国牛乳容器環境協議会(容環協)の一員として、全国牛乳パックの再利用を考える連絡会(全国パック連)と協働し、牛乳パックの手開き体験や手すきはがきづくり体験、ワークショップなどを通じてたくさんの方々に牛乳パックリサイクルの大切さと再生紙利用の重要性について啓発しました。

エコプロ2017

CO2排出量削減の取組み(磯分内工場)

磯分内工場では、ボイラーの燃料を重油からCO2排出量が少ない液化天然ガスへ変更しました。さらに、高効率な新型ボイラーを導入したことや、濃縮機を高効率なものに変更することにより、省エネとCO2排出量削減を図りました。結果として、工場全体で約25%のCO2排出量削減ができました。

  
液化天然ガス貯蔵タンク

新型炉筒煙管ボイラー

環境にやさしい工場づくり(いばらく乳業)

いばらく乳業(株)では、高機能の冷凍機とアイスビルダー(冷熱蓄熱装置)を導入しました。夜間電力を使用して氷を蓄え、昼間の製造時に負荷に応じた自動制御による冷却を行うことで、省エネと電力のピークカットを実現しました。

また、水冷エアーコンプレッサー用のクーリングタワー(熱交換器)を密閉式の超低騒音型とすることで、工場周辺の騒音発生を防いでいます。

  
アイスビルダー

超低騒音型クーリングタワー

省エネの取組み(野田工場)

野田工場の冷蔵庫はデポ(物流拠点)機能も有しているため、24時間、365日連続点灯となっていました。

今回、高天井用人感センサー付きのLED器具を他社に先駆けて採用し、個別の照明器具ごとに全点灯から減光点灯へ自動切換を行うことで、従来比70%以上の省エネを行うことができました。

高天井用人感センサー付きLED照明

排水処理能力向上

札幌工場では排水処理設備に、原水調整槽の増設および流動床(りゅうどうしょう)※1の導入を行いました。

原水調整槽の増設により排水原水の貯水量増加による水質均一化が図られて、安定的に排水処理することが可能となりました。

また、既設の曝気槽(ばっきそう)※2と流動床の並列運転が可能になり、曝気槽処理で発生していた汚泥(廃棄物)を前年と比べて約63%減少できました。

※1 上向きに流体を噴出させることによって、固体粒子を流体中に浮遊させた状態を作り出す設備をいう。

※2 排水中に空気を吹き込み、活性汚泥内の微生物を活性化させ、排水を処理する槽(タンク)のことをいう。


排水処理設備(札幌工場)

排出事業者責任の考え方に基づく排出物の処理と処理委託業者への実地確認

雪印メグミルクは、排出事業者責任の考え方に基づき、排出物は可能な限り埋め立てや焼却をせず、リサイクルを推進しています。
処理委託業者への実施確認に加え、焼却埋め立ての場合は必要に応じて最終処分場まで視察を行っています。また、全ての産業廃棄物処理委託業者に対して定期的な実地確認を実施しています。

最終処分場の視察

容器の軽量化

プラボトル容器軽量化に取り組み、10%の軽量化を実現しました。
軽量化により2018年度は、年間約200トンのプラスチック使用量削減に繋がる予定です。

※2017 年度販売実績から算出した見込み値

モーダルシフトへの取組み〜エコレールマークの商品認定〜

モーダルシフトとは、貨物輸送を自動車から鉄道・船舶へと切り替えることでCO2排出量を削減し、環境負荷を削減する手法です。雪印メグミルクは、北海道の工場で製造した商品の北海道外への輸送についてモーダルシフトを積極的に進めており、2007年9月より継続してエコレールマーク取組企業の認定を受けています。特に練乳類については道外販売分の100%が鉄道輸送であり、現在、練乳など8品目でエコレールマーク商品認定を受けています。

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