サステナビリティ

雪印メグミルクグループ BMS(母乳代替品)マーケティングポリシー

はじめに

  • 私たち雪印メグミルクグループは「赤ちゃんにとって母乳が一番の栄養である」との考えから、半世紀以上も継続して母乳研究を行っております。日本国内では、1960年からこれまで3回にわたる全国規模の母乳調査を実施し、最新の知見を広く研究発表しております。それらは、母乳の成分分析だけではなく、母乳の働き、赤ちゃんの便、お母さんの食事などについても調査・研究しており、当社グループの育児関連製品に反映しています。これらの活動を通じ、私たちは世界中の乳幼児が最適な食品で健康的な発育ができることに貢献いたします。

基本的な考え方

  • 私たち雪印メグミルクグループは、世界保健機関(WHO)の母乳代替品(BMS:Breast-Milk Substitutes)国際マーケティングコードや、世界保健総会(WHA)の乳幼児の食事についての決定事項の重要性について認識し、これらの原則を支持します。

行動指針

  • 1)私たちは、全ての乳幼児が最適な栄養で健康的な発育ができるよう、責任あるマーケティング活動を行います。

  • 2)私たちは、母乳育児の推進に努め、母乳代替品のマーケティング活動において、母乳代替品による人工哺乳が母乳育児よりも優れている、または同等であるかのようなイメージを与えるマーケティング活動は行いません。

  • 3)私たちは、不特定多数を対象とした乳児用調製乳の広告・宣伝は行いません。

  • 4)私たちは、母乳代替品のパッケージ表示について、容易であり、視認性に優れ、なおかつ理解しやすい表現を用いて母乳の優位性を示します。また、適切な調乳に関する説明、不適切な調乳による健康被害への警告を含めるものとし、製品を理想化するイラストや文言を用いて母乳育児を阻害するような表現は行いません。

  • 5)私たちが医療従事者に提供する母乳代替品に関する情報は、エビデンスに基づく科学的かつ客観的な情報により行います。

  • 6)私たちは、事業を行う国・地域において認められている基準に従い、適用されるすべての法令を遵守します。

  • 7)私たちは、各国政府が策定する、その社会的枠組みにふさわしい保健政策、基準、規則を尊重します。

  • 8)私たちは、高リスク国では生後から12か月未満向けの母乳代替品についての広告・宣伝を行いません。

適用範囲

  • 本マーケティングポリシーは、雪印メグミルクグループが事業を展開している全ての国・地域において、関連する当社グループの全従業員に適用します。

制定 2021年11月

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