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栗原はるみのミルクのある生活 ミルクレシピ&エッセイ 2014年9月

栗原はるみのミルクレシピ うちの人気の味から

気楽なつまみをさらにおいしくするとっておきがあります

カレンダーは9月。残暑のような日もあれば、急に秋めく日もあります。私は一日の仕事が片づくと1杯の白ワインと軽いつまみで気持ちを切り替えています。きりっと冷えたトマトのおひたしと水切りヨーグルトは、蒸し暑さも吹き飛ぶさわやかなつまみ。カマンベールチーズを塗ったじゃことしそ入りの焼きおにぎりには、おなかがほっと満たされる気分です。和風味の気楽なつまみに、ヨーグルトやカマンベールチーズが出合ってさらにおいしくなっています。

エッセイ・暮らしは毎日の連続だから 私が大事にしていること vol.60

小ぶりな飯碗をコーナーに集めて新米の季節を待っています。

私は器に触れる時間が大好きです。買ったばかりのお気に入りは、同じ作り手で以前から持っているものがあれば一緒に並べて眺めたり、雰囲気の合う別の器や小物を組み合わせてコーディネートしてみたり。あるときはテーマを決めて同じ種類の器ばかり並べて楽しむこともあります。今、私がリビングのコーナーに配置しているのは、手持ちの中から選び抜いた飯碗ばかり十数個。ふだん、使いそびれているものも出しました。ひとつずつ手に取ると買ったときの思い出がよみがえります。個展会場で作家さんとお話したことや、工房を訪ねて数ある器の中に分け入り、大好きなものを見つけて譲っていただいたこと。もちろんときどき行く器のお店で偶然に出会ったものもあります。こうして並べてみると、自分の好きな器が決まってきたことに気づきます。さて、もうすぐ新米の季節です。ごはんが炊けたらこのコーナーからそのときの気分で飯碗を選び、献立の中にすっと置くのが今から楽しみです。

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