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栗原はるみのミルクのある生活 ミルクレシピ&エッセイ 2015年11月

栗原はるみの「私のミルクレシピ」

2105 11 November

作っているときから気持ちがやさしくなるような料理です

11月は冬の始まり。急に降り出した雨が通りすぎていく午後などは、無性に温かいおやつや料理を作りたくなります。蒸しケーキは生地に上新粉を加えてしっとり仕上げた、卵とミルクのやさしい味。エビと野菜のスープカレーは、真夏に食べたくなるカレーと違い、さらりとしてまろやかな味がします。どちらも作っているときから気持ちがやさしくなるようで、なんだかそれは食べる人にも伝わるみたいです。

2エビと野菜のスープカレー

エビと野菜のスープカレー

[エッセイ]料理は限りなく楽しい vol.11

模様替えが好きなのはなにより気分転換になるからです

模様替えは、私の気分転換です。料理家という仕事柄、一日でいちばん長い時間を過ごす場所がこのキッチン。だから撮影が終わったあとの片付けは、可動式のガスレンジ、長テーブル、作業台に使うワゴンなどのレイアウトを変えて気分を変えています。キャスターつきの家具は、私一人でも簡単に動かせるので大助かり。
今、気に入っているのはブルーのバーカウンターのシンク前にガスレンジを移動し、テーブルをL字に並べたレイアウト。夫婦2人の週末の夜などは、私がここで料理を作り、庭を眺めながら夫とごはんを食べることもあります。オープンキッチンの正面にある棚はわが家の顔ともいえる場所で、ふだん私が使っている食器や調理道具を収納していますが、そのなかでもメインのコーナーには季節感がちょっと伝わるようなものを並べています。今の季節なら土鍋も大きいものから小さなものまで。色のトーンをそろえたり、一輪の花を間に飾ったりして楽しんでいます。まめに模様替えをしていると、そのつど片付けができて、掃除も行き届くので家がきれいになるんですよ。

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