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栗原はるみのミルクのある生活 ミルクレシピ&エッセイ 2014年11月

栗原はるみのミルクレシピ うちの人気の味から

ミルク煮やスープのやさしい味にほっとします

冬がすぐ隣で待っているような、11月の始め。朝晩は冷え込む日が多くなります。この季節にうちでよく作るのが、きのこのミルクスープ。具は数種類のきのこと野菜で、食べる前にチーズも数種類のせてコクと風味を加えています。豚かたまり肉を牛乳で1時間ほど煮込むのは豚肉のミルク煮。煮込み料理といっても放ったままにしないでときどき肉を返しましょう。仕上がりはジューシーでまろやかな味わい。おもてなしのメイン料理としても重宝するレシピです。

エッセイ・暮らしは毎日の連続だから 私が大事にしていること vol.62

家事や仕事に追われる日、笑顔でやり通すと早く終わります。

「あなたの笑顔を見るとこっちまで元気になりますよ」初めてお会いした方からそう言われるとちょっと照れますが、うれしい気持ちになります。それは父譲りかもしれません。私の父はいつも機嫌がよくて、愚痴や人の悪口を言わない、明るくて楽しい人でした。私もできる限りそうありたいと思っています。日常の暮らしは家事の連続です。料理、買い物、片づけ、掃除、洗濯、収納、庭仕事、模様替え⋯⋯。やることはたくさんあってもいっぺんには無理なので、そのときの優先順位を決めて働いています。ある日、朝から片づけに追われて体はヘトヘトなはずなのにどうして笑顔なんですか、とまわりに不思議がられました。どうせやらなければならないことなら、笑ってやれば早く終わるんじゃない。私の言葉にみんなはちょっと半信半疑のようでしたが、夢中で片づけ終わってすっきりした私の顔を見て納得したみたいでした。笑顔のちからってすごいです。

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