トップメッセージ

 私たち雪印メグミルクグループは、創業以来、「健土健民」の精神を事業の原点として歩んできました。健やかな土が健やかな食を育み、その食が人々の健やかな暮らしを支える。この循環こそが、私たちの価値創造の出発点であり、事業を通じて社会課題の解決に挑戦することが私たちの使命であると考えています。私たちは、当社グループの強みである「価値をめぐらせる力」を活かし、人と自然、社会をつなぐ価値の循環を創り出すことで、「食の持続性」の実現に貢献していきます。

 社会は、気候変動、生物多様性の損失、資源循環、人権、人口構造の変化など、複雑で大きな課題に直面しています。とりわけ、私たちの事業基盤である酪農乳業は、自然資本、地域社会、生産者の営みに深く支えられており、これらの持続可能性なくして、将来にわたり価値を生み出し続けることはできません。だからこそ、サステナビリティは「選択肢」ではなく、企業の強靭性確保と持続的な経営の実現に不可欠な要素です。

 雪印メグミルクグループが目指す「食の持続性」の実現とは、安全・安心で価値ある乳・乳製品を継続して提供することにとどまらず、酪農・生産現場、地球環境、地域社会、そして次の世代へと、価値の循環をつないでいくことです。この循環を未来へつなぐことは、当社グループが果たすべき責任であり、私たちの存在意義にもつながるものと考えています。消費者、生産者、お取引先、株主・投資家、地域社会、従業員など、多様なステークホルダーとの対話と共創を通じて、新たな食の可能性を切り拓いていきます。

 具体的には、温室効果ガス排出量の削減、水資源の保全、容器包装における環境負荷低減などの環境課題への対応に加え、持続可能な酪農基盤への貢献、人権の尊重、多様な人材が活躍できる組織づくり、健康経営の推進など、社会・人的資本の側面からもサステナビリティへの取組みを強化しています。これらを経営基盤の強化と事業機会の拡大につながる重要な取組みと位置づけ、着実に実行していきます。

 サステナビリティに関する取組みを着実に推進するため、当社グループでは経営レベルで議論・実行する体制を構築しています。代表取締役社長を委員長とする「グループサステナビリティ委員会」の内容を取締役会へ報告し、適切な監督・モニタリング体制を確保しています。脱炭素、人権、脱プラスチック、自然資本などの重点テーマについては専門の分科会を設置し、KPIの達成に向け、ロードマップに基づき推進しています。こうしたガバナンス体制のもと、サステナビリティ課題への対応を事業戦略と一体的に進めることで、中長期的な企業価値の向上につなげてまいります。

 私たちは、当社グループの「サステナビリティ経営」を支える基盤として、「コンプライアンス・企業倫理」の徹底を何より重視しております。企業市民としての責務を果たすため、「コンプライアンス」と「消費者重視の姿勢」は、すべてのサステナビリティの取組みと事業活動の前提であり、私たちの基本的な価値観です。

これからも雪印メグミルクグループは、コーポレートスローガンである「Love Earth. Love Life.」のもと、人と自然が健やかにめぐる食の未来を切り拓いていきます。「健土健民」の精神を次の世代へ受け継ぎ、持続可能な社会と当社グループの持続的な成長を実現する。その責任を自らの使命として、ステークホルダーの皆さまと力を合わせ、サステナビリティ経営を着実に前進させてまいります。

以上

雪印メグミルク株式会社
代表取締役社長 佐藤 雅俊
2026年10月1日

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