健康寿命延伸に向けた取組み

雪印メグミルクグループは、乳をはじめとする栄養価の高い食品の提供を通じて、人々の健やかな暮らしに貢献します。研究・開発に基づく商品・サービスの価値向上と、品質・安全の徹底により、子どもから高齢者まで多様なライフステージの健康課題に寄り添い、健康寿命の延伸に向けた取組みを推進します。

インパクト

健康寿命の延伸、ウェルビーイングの実現、健康不安の低減

骨の健康への貢献

超高齢社会の“骨の健康”

超高齢社会の日本では、介護を必要とせず自立して暮らせる健康寿命の延伸は、重要な社会課題の一つです。特に女性の場合、要支援・要介護に至る要因として、転倒による骨折といった運動器の障害が最も多くなっています。骨の健康は成長期からの骨づくりが大切で、20代をピークに骨量は減少します。中高齢者だけでなく、成長期からの骨づくりが健康寿命延伸のためにとても重要です。

イラストはイメージです。
出典:清野佳紀ら「薬の知識」Vol. 43, No. 10(1992)(株)保健同人社より(一部改変)

骨の啓発活動

骨の健康は、成長期の最大骨量の形成から、中高年以降の維持まで、ライフステージ全体での備えが重要です。重要性が高い一方で、目に見えない骨は生活者にとって優先順位が上がりにくいのが現状です。そこで雪印メグミルクは、様々な研究成果や骨の健康に関する情報提供を通じて、生活者が骨の健康を意識する機会を提供し、骨の健康を通じて人々の挑戦を応援する「骨太な未来プロジェクト」を立ち上げ、推進しています。

主な活動内容

  • 骨の健康に関する研究、調査結果の外部リリース
  • 自治体等での骨カルシウムセミナー・骨の健康栄養相談
  • 店頭、各種イベント会場での「骨の健康度チェック」
  • 学会、医療従事者向け「MBP」紹介
  • 骨の啓発スキルを有する社員育成
  • 「骨太な未来プロジェクト」サイトでの記事コンテンツ発信 ほか

牛乳に“わずか”に含まれる希少なたんぱく質「MBP」

雪印メグミルクグループは、永年の牛乳研究から見出した希少なたんぱく質「MBP※」の普及啓発活動に取り組んでいます。
骨は、「破骨細胞」と「骨芽細胞」のはたらきにより、日々新陳代謝しています。破骨細胞が酸や酵素で古い骨をこわし(骨吸収)、骨芽細胞がコラーゲンを生成し、そこにカルシウムが付着して新しい骨がつくられます(骨形成)。この繰り返しにより、骨は大人になっても日々生まれ変わっています。
「MBP」は牛乳中に微量に含まれるたんぱく質で、破骨細胞と骨芽細胞に直接働きかけてバランスを調整し、骨の新陳代謝を改善することで、骨密度を高める機能が確認されています。

※Milk Basic Proteinの頭文字から雪印メグミルクが命名

「MBP」含有率:牛乳1本(約200mlあたり約10mg)
(季節・地域等で牛乳中の「MBP」含有量は変化)
イラストはイメージです。
出典:Biosci. Biotechnol. Biochem. 66巻,702-704頁2002年データより
成人女性 33人を2群に分け、「MBP」摂取群においては「MBP」を1日 40mg、6ヶ月間摂取。結果には個人差があります。「MBP」なしと比較して有意差あり。※p<0.05

MBP関連商品

小売り向けには機能性表示食品の「MBPドリンク」を、通販サイトでは特定保健用食品の「毎日骨ケア MBP🄬」を販売しています。

特定保健用食品
許可表示 本品は、骨密度を高める働きのあるMBP(乳塩基性タンパク質)を含んでおり、骨の健康が気になる方に適した飲料です。
備考 ・食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
機能性表示食品
届出番号 E529
機能性表示 本品にはMBP(乳塩基性タンパク質)が含まれます。MBP(乳塩基性タンパク質)には骨密度を高める機能があることが報告されています。
備考 ・食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
・本品は、医薬品ではありません。また、特定保健用食品と異なり、機能性及び安全性について国による評価を受けたものではありません。届け出られた科学的根拠等の情報は消費者庁のウェブサイトで確認できます。

関連サイト

内臓脂肪低減による健康への貢献

肥満と内臓脂肪蓄積の問題

日本では、働き方や食生活の変化、運動不足などを背景に、肥満や内臓脂肪蓄積が深刻な社会課題となっています。年齢を重ねると基礎代謝が低下し、食事内の糖質が消費されにくくなり、脂肪となって体内に溜まり、これが内臓脂肪増加の原因とされています。肥満に関連する健康障害は依然として日本の慢性疾患の上位を占め、医療費増大や健康寿命の短縮といった社会的負担にもつながっています。特に問題視されているのが内臓脂肪型肥満で、糖尿病・脂質異常症・高血圧・動脈硬化・心血管疾患などのリスクを高めることが知られています。

BMI25以上かつ、腹囲85m以上(男性)/90cm以上(女性)の人の割合
出典:厚生労働省「平成30年国民健康・栄養調査第20表」より

「ガセリ菌SP株」のはたらき

日本人のお腹から発見されたヒト由来の乳酸菌で、食物を消化し必要な栄養を吸収する小腸で主に暮らしています。「ガセリ菌SP株」は、食事から摂取した脂肪の吸収を抑える働きがあり、肥満気味の方の内臓脂肪の過剰な蓄積を防ぎます。また、腸内に生きたまま届くことによって、善玉菌を増やし、悪玉菌がすみにくい環境にすることで、腸内環境を改善します。

肥満気味の方の腹部内臓脂肪面積 が有意に減少し、善玉菌が増加し腸内環境が改善することを確認しています。

「ガセリ菌SP株」の摂取で肥満気味の方の内臓脂肪減少をサポート

  • 被験者:肥満傾向(BMI値:25kg/m2 以上30kg/m2 未満、内臓脂肪面積:80cm2 以上)の成人男女101名
  • 被験食品:「ガセリ菌SP株」10億を含むヨーグルトと含まないヨーグルト(プラセボ)
  • 試験方法:二重盲検ランダム化比較試験
  • 摂取期間:1日1回、12週間
  • 出典:薬理と治療, 41, 895-903, 2013
  • プラセボ群と比較して有意差あり *p<0.05
  • 研究レビューの対象となった論文のうち代表的な一例を提示
  • 結果には個人差があります

「ガセリ菌SP株」の摂取で「腸内の乳酸桿菌生菌数」の増加をサポート

  • 被験者:排便回数が3~5回/週である健常な成人男女72名
  • 被験食品:「ガセリ菌SP株」10億を含むカプセルと含まないカプセル(プラセボ)
  • 試験方法:二重盲検ランダム化比較試験
  • 摂取期間:1日1回、4週間
  • 出典:薬理と治療, 51, 1365-75, 2023
  • プラセボ群と比較して有意差あり(2週、4週) *p<0.05
  • 研究レビューの対象となった論文のうち代表的な一例を提示
  • 結果には個人差があります

「ガセリ菌SP株」関連商品

雪印メグミルクは、内臓脂肪の低減に着目した商品を展開し、毎日の“食べる習慣”の中で健康づくりを後押ししています。

機能性表示食品
届出番号 恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト:I1197
恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト ドリンクタイプ:I1196
ガセリ菌SP株 カプセル:I1198
機能性表示 本品にはガセリ菌 SP 株(L. gasseri SBT2055)が含まれます。ガセリ菌 SP 株に は食事とともに摂取することで肥満気味の方の内臓脂肪を減らす機能と、腸内環境を改善する 機能があることが報告されています。
備考 ・食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
・本品は、医薬品ではありません。また、特定保健用食品と異なり、機能性及び安全性について国による評価を受けたものではありません。届け出られた科学的根拠等の情報は消費者庁のウェブサイトで確認できます。

関連サイト

栄養不足や偏りの問題

日本では、子どもの欠食や栄養の偏り、働き盛りの生活習慣、そして高齢期の低栄養・フレイルなど、ライフステージごとに複数の栄養課題があります。
雪印メグミルクグループは、乳・発酵の知見と研究に基づく商品開発を通じて、必要な栄養を届けます。また、「骨・カルシウムセミナー」をはじめとする食育活動を通じた情報提供により、人々が健康で生き生きとした毎日を送るためのお手伝いをしています。

弘前大学との共同研究講座

弘前大学と共同で開設した「ミルク栄養学研究講座」では、青森県弘前市岩木地区で2005年から継続実施している大規模合同健康診断の健康ビッグデータを活用し、牛乳・乳製品の摂取をはじめとする食事パターンと健康の関係を調べることを目的としています。これまで牛乳・乳製品摂取と骨代謝や骨強度の関係、腸内菌叢や脂質マーカーへの影響などを確認してきました。引き続き、ミルクの新たな健康価値を研究してまいります。

弘前大学で行なっている岩木健康推進プロジェクト健診

関連サイト

安心していただける商品の提供

加工食品は、忙しい毎日の食生活を支える一方で、エネルギーや脂肪・食塩などの過剰摂取、偏った食事による生活習慣病や過体重・肥満健康への影響をどう抑えるかが社会的に求められています。雪印メグミルクは、この課題を食品企業として重要なテーマと捉え、おいしさ・利便性と両立しながら、摂り過ぎに配慮できる商品・情報の提供を進めています。

  • 「摂り過ぎ」に配慮した商品開発(エネルギー・脂質・塩分等)
  • トランス脂肪酸低減への継続的な取組み
  • 塩分を意識したメニューなどの食べ方提案
  • 生活者が納得して選べるよう情報の見える化

関連サイト

特殊ミルクの製造と供給

雪印メグミルクグループは、60年以上にわたり、先天性代謝異常を抱える赤ちゃんのための治療用粉ミルクを供給してきました。この特殊ミルクは、特定のアミノ酸を分解できない方にとって必要不可欠な栄養源であり、近年では妊婦や成人への需要も増加しています。
こうした取組みが評価され、2022年12月には厚生労働大臣から感謝状をいただきました。雪印メグミルクグループで製造する特殊ミルクは国内で代替品がないため、安定供給は私たちの果たすべき社会的責任です。
今後も特殊ミルクを通じて、必要とされる方の生活を支えていきます。

サステナビリティメニュー

サステナビリティTOP

サステナビリティTOP