離乳食の進め方~ 気をつけたいアレルギーの知識もつけよう

(写真はイメージです。)
赤ちゃんが6か月頃になると離乳食が始まります。どうやって進めたらよいのか、進め方が気になるという人も多いでしょう。また、離乳食の開始時期には食物アレルギーに気付くことも多く、アレルギーへの配慮を知りたいという人も少なくないはずです。そこで今回は、離乳食の進め方や食物アレルギーへの配慮、そして離乳期に、おいしく簡単に栄養を摂取する方法などを紹介します。

離乳食とは? 離乳食の目的や役割

離乳とは、成長のために必要な栄養を摂取する手段が、母乳や育児用ミルクなどの乳汁から食事に移行することをいいます。

お子さんの成長に伴い、徐々に母乳や育児用ミルクだけでは、エネルギーや栄養素が不足するようになってきます。栄養摂取の手段を食事に変えると、さまざまな食品を摂取できるようになり、それらを補うことができます。そうした離乳の過程で与えられる食事を「離乳食」と呼んでいます。(※1)

また、食べることに慣れたり、食事の楽しさを知ったりするのも離乳食の重要な目的のひとつです。(※2)

(※1:厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」を参考に作成)

(※2:厚生労働省「生後5か月からの『離乳スタートガイド」」を参考に作成)

離乳食の開始前に知っておきたいこと

「そろそろ、うちの子も離乳食の時期」と思ったら、実際に離乳食を始める前に、まずはいくつかの基本的なことを知っておきましょう。

1.体に必要な栄養素を知る

食事といえば気になるのが栄養バランスです。栄養バランスを考えるときには、以下の三つの種類をおさえておきましょう。

  • エネルギーとなる「炭水化物」(例:お米などの穀類、いも類)
  • 体の調子を整える「ビタミン・ミネラル」(例:野菜、果物)
  • 体を作る「たんぱく質」(例:魚、肉、豆腐、乳製品)
難しく考えすぎず、この三つを組み合わせるようにしておけば、栄養の基本はOKです。

2.不足しがちな栄養素を知る

離乳食への移行期には、とくに鉄分が不足しがちです。

鉄は、さきほどの三つの栄養素の種類のうち「ビタミン・ミネラル」に含まれます。鉄が足りない状態が続くと、鉄欠乏性貧血になってしまうこともあり、注意が必要です。

離乳食では鉄を多く含む食品を意識して利用してみましょう。

鉄の多い食品の一例を紹介します。

  • 大豆製品
  • ほうれん草
  • 小松菜
  • 牛肉
  • まぐろ
  • 青皮魚
  • 豚肉
  • レバー

また、育児用ミルクやフォローアップミルクには、鉄が豊富に含まれているものもあります。それらを使って離乳食作りをするのもおすすめです。

3.与えてはいけない食品を知る

食品の中には、離乳食の時期にはお子さんに食べさせるのを避けるべきものもあります。

以下の食品を離乳食期のお子さんに与えることはやめておきましょう。

  • はちみつ(1歳まではNG)
  • 牛乳(1歳までは飲用はNG)
  • 香辛料
  • 生の肉・魚・卵・魚卵
  • カフェイン(緑茶、紅茶、ウーロン茶、コーラ、エナジードリンク、コーヒー、ホットチョコレート等)
  • のどに詰まりやすいもの

(注:牛乳は、離乳中期以降パンがゆ、クリーム煮、シチューなどの材料として、加熱調理して利用することはできます)

4.食物アレルギーを知る

「食物アレルギーが心配なので、離乳食の開始を遅らせよう」と思ってはいませんか。以前はそういわれることもありましたが、最近では、離乳食の開始を遅らせても、食物アレルギーの予防効果がないことがわかっています。遅らせるのではなく、少量から食べさせて様子を見ていくのがよいでしょう。(※3)

また、母乳栄養のママはとくに「自分の食生活によって、子どもに食物アレルギーが出るのでは」と気にしているかもしれません。しかし、お子さんの食物アレルギーとママの食事内容には関係がないことがわかっています。(※3)

子育てに体力を使うママには、十分な栄養素が必要です。アレルギーを気にして、特定の食物を避ける必要はありません。栄養の偏りがないよう、いろいろな食品をバランスよく食べましょう。(※3)

(※3: 厚生労働省「生後5か月からの『離乳スタートガイド』」を参考に作成)

食物アレルギーに配慮した離乳食のポイント

先ほどもお伝えしたように食物アレルギーのチェックは、アレルギーを引きおこしやすいといわれている食品を自己判断で除去したり遅らせたりするのではなく、様子を見ながら離乳の進み具合に応じて、少しずつ与えていくことが大切です。食物アレルギーの原因となることが多い、卵・乳製品・小麦・果物の与え方をまとめましたので参考にしてみてください。
なお、食品を食べた後、異常があらわれたら、すぐに医療機関を受診しましょう。また、気になることや心配なことがあれば、医師に相談することをおすすめします。
  離乳の開始     離乳の完了
 

初期

(5~6か月頃)

中期

(7~8か月頃)

後期

(9~11か月頃)

完了期

(12~18か月頃)

●固ゆでの卵黄を少量

●卵黄だけを使った卵スープや野菜の卵とじ

●発赤やじんましんが出ずに食べきれたら、よく加熱した全卵を少量

●全卵を食べても問題ないかチェック

●生卵はNG
乳製品 摂取なし

●少量を加熱して料理に使い、問題なければヨーグルトを少量

●ヨーグルトなど加熱済みの乳製品が食べられるかチェック

●大人とほぼ同じものが食べられるようになる

小麦 摂取なし ●少量のうどんやパンなどを試す

●小麦製品を食べても問題ないかチェック

果物

 

●りんごなどをすりおろして与える

●バナナは新鮮なものをすりつぶす。ただし、バナナは糖質を多く含むので、与えすぎに注意する

●りんごなど皮をむいて食べる果物を生で少量

(独立行政法人 環境再生保全機構「食物アレルギーに配慮した離乳食のポイント」および公益財団法人 母子衛生研究会「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)実践の手引き」を参考に作成)

離乳食の進め方は? 時期別の目安や食材の早見表

離乳は、「初期」「中期」「後期」「完了期」という四つの時期に分けられています。離乳食も、この時期に合わせて進めていくとわかりやすいです。順番に説明していきます。

1.離乳初期(5~6か月頃)

離乳の最初の段階ですので、栄養摂取というより食べることに慣れるのが主な目的です。
まずは1日1回1さじから始めます。調味料は使わずに、素材とだしの味を生かして調理した、おかゆやすりつぶした野菜など、かまずに飲み込めるペースト状のものを食べさせましょう。おかゆに慣れたら、いも類などの消化のよい野菜を試してもよいでしょう。
1か月ぐらいして、さまざまな食材が食べられるようになってきたら、加熱した絹ごし豆腐や白身の魚、固ゆでの卵黄なども試してみることができます。

2.離乳中期(7~8か月頃)

食べることに慣れ、食べられるものが増えてくる時期です。歯が生えはじめるお子さんも多く、指でつぶせる豆腐程度のかたさのものなら、食べられるようになります。とろみをつけると飲み込みやすいです。
離乳食の回数は1日2回に増えます。少しずつ調味料も使えるようになりますので、赤身の魚や脂の少ない鶏ささみなどの肉、豆腐、包丁でたたいたひきわり納豆なども加えていきましょう。

3.離乳後期(9~11か月頃)

多くのお子さんに歯が生え、食べ物を前歯でかみ切って、もぐもぐできるようになる時期です。食べ物のかたさはバナナくらいを目安にしましょう。
離乳食の回数は1日3回になります。手づかみ食べの練習もはじめてよいでしょう。
このころはいろいろな食感を取り入れてみるのもおすすめです。少し脂ののった青皮魚や肉類を少量から試したり、きのこや海藻、乾物の野菜などを細かく刻んだりして加えてみましょう。少量で問題なければ、徐々に量を増やしていきましょう。
植物油も、少しずつ炒め物などで取り入れてみてもよいでしょう。

4.離乳完了期(12~18か月頃)

かじったりかんだり、食べることが上手になる時期です。母乳やミルクなどの乳汁の摂取はほぼなくなることが多いため、1日3回の食事に加えて、補食を1日1~2回程度用意するとよいでしょう。
味が濃いもの、刺激が強いもの、極端に油っこいものなど以外は、大人と同じようなものが食べられるようになります。ただし、まだ奥歯が生えそろっていないので、かみやすいかたさのものを用意することがポイントです。
手づかみ食べを中心に、フォークやスプーンにもトライしてみましょう。

離乳完了期のアレルギーについて

このころには、アレルギーの症状が出そうな食品のチェックは、ほぼ終わっていることと思います。大人とほぼ同じものを食べることができますが、消化機能はまだじゅうぶんではありません。生の魚や魚卵、生卵などは避けておきましょう。
離乳食の時期別早見表
ここまで説明した離乳食の内容を、表にまとめました。
  離乳の開始     離乳の完了
 

初期

(5~6か月頃)

中期

(7~8か月頃)

後期

(9~11か月頃)

完了期

(12~18か月頃)

食べ方の目安

●子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める

●母乳や育児用ミルクは飲みたいだけ与える

●1日2回食で食事のリズムをつけていく

●いろいろな味や舌ざわりを楽しめるように食品の種類を増やす

●1日3回食で食事のリズムを整える

●親子で一緒に食べるなどしながら、食事の楽しさを知っていく

●1日3回食+補食で生活リズムも整える

●手づかみ食べなどで、自分で食べる楽しみを増やす

摂食機能の目安

口を閉じて飲み込めるようになる

舌と上あごでつぶせるようになる

歯ぐきでつぶせるようになる

歯を使うようになる

食べ物の

かたさの目安

なめらかにすりつぶしたペースト状

 

指でつぶせる、

豆腐程度のかたさ

 

バナナくらいの

かたさ

 

歯ぐきでかめる

かたさ

 

食べ物の種類

●おかゆ

●すりつぶしたいも類

●絹ごし豆腐

●白身の魚

※いずれも加熱したもの

初期に与える食べ物に加えて

●赤身の魚

●脂の少ない鶏ささみなどの肉

●豆腐

●包丁でたたいたひきわり納豆

など

初期・中期で与える食べ物に加えて

●少し脂ののった青魚や肉類

●きのこ

●海藻

●乾物の野菜

●植物油

など

ほぼ大人と同じものが食べられるが

×味が濃いもの

×刺激が強いもの

×極端に油っこいもの

などは避ける

1回あたりの目安量

(g・卵=個)

穀類

●つぶしがゆから始める

●すりつぶした野菜なども試してみる

●慣れてきたら、つぶした豆腐、白身魚などを試してみる

全がゆ 50~80g

全がゆ 90g~

軟飯 80g

軟飯 90g~

ご飯 80g

野菜・

果物

20~30g 30~40g 40~50g
10~15g 15g 15~20g

または

10~15g 15g 15~20g

または

豆腐

30~40g 45g 50~55g

または

卵黄1個~

全卵1/3個

全卵1/2個

全卵1/2~

2/3個

または

乳製品

50~70g 80g 100g

離乳食の完了後も栄養バランスが気になったら?

歯を使ってしっかりと食事ができるようになり、エネルギーや栄養素の大半を食べ物から摂取できるようになれば、離乳が完了したといえます。
しかし、離乳が完了したからといって、母乳や育児用ミルクを飲んではいけないわけではありません。離乳食は「むら食い」があるのが普通ですし、胃などの消化器がまだ小さくて機能も未熟な、小さなお子さんは、離乳完了後もしばらくは食事だけで成長に必要な栄養を摂取するのが難しいこともあります。したがって、お子さんの状況に応じて、母乳や育児用ミルクを与えることに問題はありません。離乳食では補いきれない栄養を上手に補うフォローアップミルクを活用するのもよいでしょう。

雪印メグミルクでは、母乳の成分に加えて、乳児の発育に大切なDHA(ドコサヘキサエン酸)、オリゴ糖、シアル酸など、赤ちゃんの体を守る様々な成分を配合した育児用ミルク「雪印メグミルク ぴゅあ」と、たんぱく質や脂質などの栄養を上手に補い、離乳時に不足しがちな鉄、鉄の吸収を促進するビタミンCなどを増強したフォローアップミルク「雪印メグミルク たっち」を用意し、お子さんの健やかな成長をサポートしています。

「雪印メグミルク ぴゅあ」のご紹介

「雪印メグミルク たっち」のご紹介

「ぴゅあ」や「たっち」はミルクとしてあげるだけでなく、牛乳の代わりに食材として離乳食にも取り入れることができます。
こうした育児用ミルクやフォローアップミルクも活用しながら、あせらずゆっくり、赤ちゃんのペースに合わせて、離乳食を進めていきましょう。

「雪印メグミルク ぴゅあ」「雪印メグミルク たっち」を使った離乳食のレシピを離乳期ごとにご紹介しています。

「ぴゅあ」と「たっち」を使⽤したレシピはこちら

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