企業倫理委員会の専門部会の一つとして、消費者団体の代表者や消費者問題の有識者に雪印メグミルクグループの取組みに対して評価と意見をいただき、経営に反映させています。毎年、関東と関西で開催しています。
関東消費者部会

開催日
2025年12月3日(水)
議題
「プラントベースフードの展開」についての意見交換
出席者
社外有識者(五十音順)
小笠原 むつみ 氏(サステナビリティ消費者会議)
柿野 成美 氏(公益財団法人 消費者教育支援センター)
黒田 千鶴子 氏(公益社団法人 全国消費生活相談員協会)
小浦 道子 氏(東京消費者団体連絡センター)
大道 不二子 氏(公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会)
田辺 恵子 氏(主婦連合会)
永田 裕子 氏(公益社団法人 全国消費生活相談員協会)
廣田 浩子 氏(全国消費者団体連絡会)
三谷 和央 氏(日本生活協同組合連合会)
雪印メグミルク(株)
板東 久美子(社外取締役、消費者部会 部会長)
畑本 二美(常務執行役員サステナビリティ担当、消費者部会 部会委員)
森 隆志(常務執行役員 講演)
大隈 文照(海外事業推進部 担当部長 講演)
有識者からの主な意見
- 「食糧」と「食料」などの用語選択や、黄色えんどう豆など原材料の選択理由に関して、社内外にわかりやすく意図や意味合いを明示することが望まれる。
- 地球規模の気候変動や不測事態に備え、主要産地・調達先の多様化やリスクヘッジ体制の説明、国内生産・自給率向上に向けた取組みとその発信を期待したい。
- 消費者の食意識変化や利用シーンに合わせ、現行のヨーグルト容器にとらわれず新たな形態の商品開発や味付け・アレンジ提案などを積極的に行い、商品の強みを明確化し「買う理由」を訴求することが重要である。
- 豆乳・アーモンドミルクなどとの差別化ポイント(低カロリー・高たんぱくなど)の明示と、えんどう豆の健康機能性や適正摂取量、アレルギーリスク等について透明性ある情報提供と今後の研究充実を求める。
- 国内の休耕地・休閑地の活用や高付加価値化による自給率向上、国としての食料安全保障確保に向けた説明や戦略の強化を期待する。
- 国内農業や酪農業との連携強化、生産副産物(さやなど)の有効利用、他社との協業の充実、さらに海外展開やベジタリアン・ヴィーガン対応商品の開発・発信にも挑戦し、グローバルな市場へも積極的に展開していくことを期待する。
- 酪農・乳業の本業の強みを活かしながら、国民の栄養状態や高齢者の健康増進(カルシウム補給、スキムミルクの普及など)にも資する提案・活動を併せて行い、プラントベースフードについても多様な選択肢として定着させていくことを期待する。
関西消費者部会

開催日
2025年12月9日(火)
議題
プラントベースフードの展開について
出席者
社外有識者(五十音順)
石田 昌夫 氏(公益財団法人 関西消費者協会)
岡本 孝子 氏(なにわの消費者団体連絡会)
立石 孝行 氏(全大阪消費者団体連絡会)
辻 由子 氏(奈良県生活協同組合連合会)
中村 智惠美 氏(公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会)
溝内 啓介 氏(特定非営利活動法人 コンシューマーズ京都(京都消団連))
米田 覚 氏(全大阪消費者団体連絡会)
雪印メグミルク(株)
板東 久美子(社外取締役、消費者部会 部会長)
畑本 二美(常務執行役員サステナビリティ担当、消費者部会 部会委員)
森 隆志(常務執行役員 講演)
大隈 文照(海外事業推進部 担当部長 講演)
有識者からの主な意見
- 「なぜえんどう豆なのか」、「大豆や豆乳との違い」、「健康・環境面での意義」など原材料選定理由について、より分かりやすい説明・訴求することが大切である。消費者に対して、えんどう豆の特徴や選択した理由を積極的に発信し、その意義を明確に伝える必要がある。
- グローバル展開について、マレーシアの工場立地(ハラル対応・流通利便性・税制など)の妥当性を評価する。フードマイレージ(食料輸送距離)や現地品質管理は継続課題として強化してほしい。
- 気候変動や国際情勢による原材料の安定調達、食料安保の観点から国内生産や優先供給ルート確保や今後の自給率向上策について引き続き検討することが大切である。
- 健康食需要への対応、機能性研究の推進、加えて大豆アレルゲンなどとの比較やアレルギーフリーの取組み強化を求める。
- えんどう豆の環境負荷(少ない水使用量、低CO2排出)や食品ロス削減への取組みについて、定量的な根拠やデータの提示、論文などによる裏付け説明が欲しい。
- 他社とオープンイノベーションを推進し、脱脂粉乳の活用や食品ロス削減を引き続き強化してほしい。
- パッケージ(色・形態)の再考、「ナチュレ 恵 megumi」との誤認回避、味や食感の改善を求める。二次元コードによる情報開示を進め、消費者が手に取りやすいプロモーションを強化してほしい。
- プラントベースフードの現状は「嗜好品域」であり、将来的に基礎食料・新たなたんぱく源を目指すべきとの提言があった。加えて、継続的な新素材研究や食文化創出挑戦への期待値は高く、引き続き積極的な取組みを期待する。
有識者からの意見を受けて
当社プラントベースフードに関する原材料選定理由や健康価値・アレルギー配慮、表示・訴求の根拠を、より分かりやすく明示していく必要性を改めて認識しました。また、気候変動等のリスクを踏まえ、調達先の多様化や国内生産・農業連携を含む安定供給体制の強化に取り組む重要性を確認しました。持続可能な社会の実現に向け、商品と情報提供の改善を継続し、消費者の皆さまの信頼に応えられるよう取り組んでまいります。