ボイラ設備の燃料転換の取組み
雪印メグミルク(株)では、工場ボイラ設備のガス化によるCO2排出量削減を推進しています。これまで北海道内の工場を中心にLNGサテライト設備を新設し、重油焚きボイラからガスボイラに更新してきました。2024年10月末から、なかしべつ工場のボイラ設備が稼動しました。これにより5,000t-CO2/年の削減を見込んでいます。また、2025年度は、京都工場への導入を計画しています。
メタン発酵設備と水素エネルギーの利活用
2023年5月より、雪印メグミルク(株)大樹工場でホエイ※と残さをエネルギーとして有効利用するメタン発酵設備の稼動を開始し、現在100%負荷運転に向けて設備の調整を実施しています。この設備の稼動により約8,400t-CO2/年の排出量削減を見込んでいます。幌延工場では、水素エネルギーの利活用によるCO2排出量削減の取組みを発表しました。幌延工場近隣(豊富温泉)から産出する未利用ガスから創出された水素と、既存ボイラ燃料であるLNG(液化天然ガス)を混焼させるボイラ設備を導入し、2025年下期から実証実験を行います。
- チーズを製造する際の副産物
ICP制度の導入ついて
雪印メグミルク(株)は、ICP(インターナル・カーボン・プライシング)制度を2024年4月から導入しました。対象となる設備の投資に対して、社内炭素価格により、費用換算し、設備選定時の参考としています。
| 社内炭素価格 | 10,000円/t-CO2 |
|---|---|
| 適用範囲 | 省エネ・新技術導入に対する投資(2024年度はユーティリティ設備を対象) |
| 対象範囲 | スコープ1、スコープ2(自社のCO2排出量) |
太陽光発電設備導入の取組み
雪印メグミルク(株)は、再生可能エネルギーの利用拡大に向け、太陽光発電設備の導入を進め、2024年度は京都・阿見工場で稼動を開始しました。これにより、合計700t-CO2/年のCO2排出量を削減することができます。2025年度は、大樹・磯分内・野田・豊橋工場での稼動を予定しており、稼動中の工場を含め8工場、合計で1,620t-CO2/年の削減を見込んでいます。
再生可能エネルギーの活用(バーチャルPPA)の取組み
雪印メグミルク(株)は、2024年9月に、東芝エネルギーシステムズ株式会社と再生可能エネルギーを活用したバーチャルPPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約)を新たに締結しました。バーチャルPPAは、電力需要家が敷地外の発電所で発電された再生可能エネルギーの環境価値(非化石証書)を調達する手段です。今回調達する環境価値は、川越工場のCO2排出量削減(1,400t-CO2/年)として使用します。これにより、埼玉県の「目標設定型排出量取引制度」における第4削減計画期間(2025~2029年度)の温室効果ガスの削減目標に対する取組みを推進します。