雪印メグミルクの強みと事業

当グループでは、「乳製品」「飲料・デザート類」といった商品の製造・販売だけでなく、酪農生産に関わる「飼料・種苗」などの事業を展開しています。

4つの事業分野

バター、油脂、
チーズ(国内・国外)、
その他乳製品 など

牛乳・乳飲料、ヨーグルト、果汁・野菜・清涼飲料、デザート など

粉乳(国内・海外)
機能性食品、栄養剤、
機能性素材 など

飼料、種子(牧草・飼料・作物・野菜)・造園肥育牛 など

3つの強み

  • 酪農生産から消費者までを繋ぎ、価値創出の基盤となる強靭なミルクバリューチェーン
  • ミルクを中心とした基礎研究と、それを商品として具現化し、イノベーションを起こす技術開発力
  • 数多くのトップシェア商品を基盤とする市場競争力

雪印メグミルクグループは、企業理念のもと、グループの強みを活かした事業活動により、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

雪印メグミルクの事業展開(事業分野)

雪印メグミルクの事業展開

乳製品事業分野

バター、マーガリン類、チーズ、練乳・スキムミルク など

創業当時から製造を開始したバターをはじめ、マーガリン類やチーズを中心とした事業であり、雪印メグミルクの歴史ともいえます。収益性の高い商品が多く、特にチーズは市場も年々伸長していることから、今後も拡大が期待されます。

市乳事業分野

牛乳・乳飲料、ヨーグルト、果汁・野菜・清涼飲料、デザート など

牛乳・乳飲料、ヨーグルト、果汁、デザートなどの事業です。多くの商品ラインアップがあり、お客様の日々の食生活に栄養と豊かさをお届けしています。健康志向が高まる中、機能性表示食品を 軸とした収益性の高い商品を拡充しています。

ニュートリション
事業分野

粉ミルク、機能性食品 など

ミルクの持つ価値の研究成果を商品化した粉ミルクや機能性食品を中心とした事業です。健康に対する関心の高まりと幅広い年齢層を 対象とする当事業は、今後の成長が大きく期待できる事業です。

飼料・種苗事業分野

牛乳・乳飲料、ヨーグルト、果汁・野菜・清涼飲料、デザート など

雪印種苗(株)を中心とした酪農に最も近い事業で、生乳生産や環境保全型農業の支援に向けて展開している事業です。 飼料事業では、地域性に合わせた配合飼料などを全国に提供しています。種苗事業では、牧草の品種改良などに取り組んでいます。

乳製品事業分野

2021年度の実績

乳製品事業分野 2021年度の実績

ニュートリション事業を含む

2020年度以前の売上高は「収益認識に関する会計基準」適用前の数値
2021年度以降は「収益認識に関する会計基準」適用後の数値

売上高は、家庭用は第1四半期まで好調も、第2四半期から消費動向の変化により苦戦。業務用の回復もありトータルでは前年をクリアしました。家庭用バターについては前年に引き続き安定供給を継続しましたが、油脂は市場が大きく冷え込み、それに伴い売上も減少しました 。チーズ は「さけるチーズ 」は好調に推移しましたが、プロセスチーズが新型コロナウイルス感染症拡大に伴う前年の内食需要増の反動により減少し、前年を下回りました。営業利益については、磯分内工場への設備投資に伴う減価償却費負担が発生し、前年を下回りました。

ニュートリション事業分野

2021年度の実績

ニュートリション事業分野 2021年度の実績

2020年度以前の売上高は「収益認識に関する会計基準」適用前の数値
2021年度以降は「収益認識に関する会計基準」適用後の数値

ダイレクト通販を主体とする機能性食品事業は、健康志向の高まりにより昨年度も売上・利益ともに伸長しました。粉ミルクなどは、海外展開している国の少子化の影響などで苦戦しましたが、国内では基幹商品である「すこやかM1」の販売に注力し、増収となりました。

市乳事業分野

2020年度の実績

市乳事業分野 2020年度の実績

2020年度以前の売上高は「収益認識に関する会計基準」適用前の数値
2021年度以降は「収益認識に関する会計基準」適用後の数値

飲料は、飲料タイプとしては日本初の「骨密度を高める」機能性表示食品となる「MBPドリンク」などの新商品が売上増加に貢献したものの、飲料全体では夏場の気温低下・長雨の影響による需要期の販売物量の低下や新型コロナウイルス感染症拡大の長期化による家庭内需要の落ち込みにより、前年を下回りました。ヨーグルトは、上期に増量キャンペーンを実施したプレーンヨーグルトやハードヨーグルトが前年を上回ったものの、飲料同様新型コロナウイルス感染症拡大による影響や機能性ヨーグルト市場の伸長が鈍化したことなどにより、全体では前年を下回りました。

デザートは新商品の発売など、商品力強化の取組みに加え、個食タイプを中心とした既存商品の拡売により好調に推移しました。営業利益は、製品構成差によるプラス要因はあったものの、原材料やオペレーションコストの増加などにより減益となりました。

飼料・種苗事業分野

2021年度の実績

飼料・種苗事業分野 2021年度の実績

2020年度以前の売上高は「収益認識に関する会計基準」適用前の数値
2021年度以降は「収益認識に関する会計基準」適用後の数値

原材料価格の高騰に伴う販売価格上昇により増収になりましたが、原価高騰や配合飼料価格安定基金積立金の増加などにより減益になりました。

国内事業所および海外拠点

  • 国内事業所
  • 海外拠点

研究・開発

当グループは、長年培ってきた独自の技術を基に、皆さまの健康を応援しています。

雪印メグミルクの研究・開発

研究・開発の様子
研究・開発の様子

ミルクサイエンス研究所では、総合乳業メーカーにおける研究開発の中心的な担い手としてミルクの価値と可能性を徹底的に追求し、その成果を独自性のある新商品開発につなげ、お客さまに「おいしさ」と「健康」をお届けすることを目標としています。