雪印メグミルクの強みと事業
当グループでは、「乳製品」「飲料・デザート類」といった商品の製造・販売だけでなく、酪農生産に関わる「飼料・種苗」などの事業を展開しています。
4つの事業分野
バター、マーガリン類、 チーズ(国内・国外)、 その他乳製品 など
牛乳・乳飲料、ヨーグルト、果汁・野菜・清涼飲料、デザート など
粉乳(国内・海外) 機能性食品、 機能性素材 など
飼料、種子(牧草・飼料・作物・野菜)・造園肥育牛 など
3つの強み
- 酪農生産から消費者までを繋ぎ、価値創出の基盤となる強靭なミルクバリューチェーン
- ミルクを中心とした基礎研究と、それを商品として具現化し、イノベーションを起こす技術開発力
- 数多くのトップシェア商品を基盤とする市場競争力
雪印メグミルクグループは、企業理念のもと、グループの強みを活かした事業活動により、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
雪印メグミルクの事業展開(事業分野)
乳製品事業分野
バター、マーガリン類、チーズ、練乳・スキムミルク など
市乳事業分野
牛乳・乳飲料、ヨーグルト、果汁・野菜・清涼飲料、デザート など
ニュートリション
事業分野
粉ミルク、機能性食品 など
飼料・種苗事業分野
飼料、種苗(牧草・飼料作物・野菜)、緑化造園 など
乳製品事業分野
2022年度の実績
輸入原料チーズなどの原材料コスト、エネルギーなどのオペレーションコストの大幅な上昇を吸収しきれず、減益になりました。4月にプロセスチーズを中心として価格改定を行い、9月にはマーガリン類の価格改定と、プロセスチーズの一部で容量変更するなどの対応を行いました。売上高は、「さけるチーズ」などが好調に推移したほか、外食やホテル需要の回復などにより業務用も前年を上回り、増収となりました。インドネシアでのチーズ事業も、各種プロモーション活動や販路拡大により、増収となりました。
国内市場シェア
ニュートリション事業分野
2022年度の実績
ダイレクト通販を主体とする機能性食品事業は、健康志向の高まりにより昨年度も売上・利益ともに伸長しました。粉ミルクなどは、海外展開している国の少子化の影響などで苦戦しましたが、国内では基幹商品である「すこやかM1」の販売に注力し、増収となりました。
市乳事業分野
2022年度の実績
乳価改定を含む原材料コストと、エネルギーやロジスティクスにかかるオペレーションコストが、大幅に上昇しました。通期では減益となったものの、11月、2月に行った価格改定の浸透によって、下期は増益に転じました。売上高は、ヨーグルトが前年テレビの特集番組で大きく伸長した「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト」の反動などによって減収となりましたが、積極的なプロモーションを行った「MBPドリンク」が前年から大きく伸長したほか、デザートの新商品発売による拡売や、業務用の需要回復などにより、セグメント全体としては増収となりました。
国内市場シェア
飼料・種苗事業分野
2022年度の実績
飼料事業は、生乳生産抑制および配合飼料販売価格の値上げに伴う家畜への給餌量の減少や競争激化による物量減はあったものの、飼料原価の高騰に伴う販売価格上昇により増収となりました。種苗事業は、牧草種子が好調に推移したことなどから増収となりました。