ラクレット - チーズの名称【チーズ辞典】:チーズクラブ

ラクレット

チーズの名称では、いろいろなチーズの原産国や特徴、食べ方などを紹介しています。

ラクレット

その他の表記・呼ばれ方
  •  ラクレット・デュ・ヴァレ
  •  ヴァリサー・ラクレット

英語・仏語表記:Raclette

種類:ハードタイプ

乳種:牛乳


ラクレットとは

ラクレットはスイスのチーズで、スイス料理「ラクレット」に使われるチーズです。この料理は、チーズの切り口を温め、皮が香ばしく中がトロリとなったところを削いで、それを茹でたじゃがいもにつけて食べるという素朴な料理です。ラクレットという名前は、フランス語で削るという意味の「ラクレ」が由来と言われています。
日本ではアニメ「アルプスの少女ハイジ」の中で登場するチーズとして知られています。作中では暖炉にかざしてチーズを溶かしていましたが、これはラクレットの本来の食べ方です。
まろやかでコクがあり、ナッツのような香りがあります。熱を加えることでおいしさが増し、ラクレットの良さが引き立ちます。


ラクレットの製法

ミルクを温めて乳酸菌、レンネット(凝乳酵素)を加えると、カゼイン(主な乳たんぱく質)が凝固します。その凝固したもの(凝乳)からホエイ(乳清)を除去したものを、カードといいます。そのカードをさらに粉砕・攪拌・加熱して、水分を取り除き型に詰め熟成させます。表皮をエモルタージュ(塩水に浸した布で表皮を拭く事)が特徴です。


ラクレットの産地

スイス全土

チーズで世界旅行 スイス


ラクレットの食べ方

そのまま食べても美味ですが、加熱するとより美味です。
スイス料理「ラクレット」は、ラクレットオーブンと呼ばれる専用器具を使って、厚さ1cmほどにスライスしたラクレットをテーブルの上で溶かしながらじゃがいもなどにつけて食べます。ラクレットオーブンのない日本の家庭では、ホットプレートで温めると、その豊かな香りとおいしさを手軽に楽しめます。またホットプレートを使わず、茹でたじゃがいもに直接載せてオーブンで焼いても良いでしょう。

<簡単レシピ>
・シチューに入れる
・お餅に乗せて焼く
・バケッドに詰めてオープンで焼くパングラタン

保存方法
チーズタイプ別保存方法
チーズのタイプ別おすすめワイン

<おすすめワイン>

チーズのタイプ 相性のよいワインのタイプ
硬質 ・辛口の白ワイン
超硬質 ・コクのある赤ワイン

チーズコラム

アルプスの熱いチーズ

ラクレット

スイスの代表的なチーズ料理とくればチーズフォンデュがよく知られるところだが、ラクレットという素朴なメニューをご存知だろうか。チーズを火にあぶっては溶かし、溶けたところを削り取って、皮ごと茹でたじゃがいもにかけて食べる。いたって単純素朴な山小屋風。体が温まるチーズ料理だ。溶かすチーズは相場が決まっていて、その名も同じくラクレットという。そもそもラクレットとは「削る」という意味の仏語「ラクレ」からきているのだそうだ。レストランではラクレット専用の電熱器があって、円盤形のラクレットチーズを半分に切って固定し、切り口を溶かしてはじゃがいもの上にナイフでこそぎ落とす。このチーズはコクがあり、まろやか。中はバターのようにとろけ、皮がカリッと香ばしい。もちろん熱いうちに食べるに限る。家庭では適当にチーズをカットし、フライパンで溶かすとよい。ちょっとしたパーティにはうってつけである。

Photo:K.Nakazato Text:S.Ishi