ハードタイプ

グリュイエール

Gruyere:英・仏語表記
食べやすさ
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「スイスの女王様」と言われる由緒正しいチーズで、スイス国内では「エメンタール」に並ぶ生産量を誇ります。わずかに酸味があり、エメンタールよりクリーミーでナッツのようなコクがあります。
牛乳を原料としたチーズで、外観は表皮が黄褐色で硬いのが特徴です。
高さ9.5~12cm、直径55~65cm、重量25~40kgの大型円盤状で、1個を作るのに400~500ℓの牛乳を必要とします。
引き締まっていてしなやかな断面は、熟成が進むにつれて黄色が濃くなり、香りも強くなります。

2001年にAOP(EU統一の原産地呼称保護)に認定されました。
*グリュイエール・ダルパージュ:集乳範囲が10km以内
*グリュイエール:集乳範囲が20km以内

  • AOPは、2009年よりAOC(原産地統制名称制度)から移行しています。
原料乳 牛乳(無殺菌乳)
原産国 スイス
その他の名称 グリエール、グリュイ
見た目の特徴 表皮は黄褐色でかたく、中は薄黄色でしなやかな印象。
味の特徴 わずかに酸味があり、熟成すると風味が増す。
熟成期間 最低5ヶ月間(うち最低3ヶ月間は産地内で熟成)
固形分中乳脂肪 最低49~53%

ハードタイプのチーズとは?

温めたミルクに乳酸菌、レンネット(凝乳酵素)を加えることにより、カゼイン(主な乳たんぱく質)が凝固します。その凝固したもの(凝乳)からホエイ(乳清)を除去すると、カードができます。そのカードをカットし加圧して水分を出します。その後、塩水で拭きながら熟成させます。

スイス フリブール州、ヴォー州、ヌーシャテル州、ジュラ州とベルン州の一部

そのままでも、ハードチーズのおいしさを十分に味わえますが、スイスの料理、チーズフォンデュには欠かせません。火を通すと旨みが増すチーズでもあるので、グラタンやキッシュ、オニオンスープなど、様々な料理に利用されています。

相性がよいワイン

  • 辛口の白ワイン
  • コクのある赤ワイン

このチーズを使ったレシピ

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