クロタン・ド・シャヴィニョル - チーズの名称【チーズ辞典】:チーズクラブ

クロタン・ド・シャヴィニョル

チーズの名称では、いろいろなチーズの原産国や特徴、食べ方などを紹介しています。

クロタン・ド・シャヴィニョル

その他の表記・呼ばれ方
  •  クロタン・ドゥ・シャヴィニョール
  •  クロタン
  •  クロタン・ドゥ・シャヴィニョル
  •  クロタン・ド・シャヴィニョル
  •  クロタン・ド・シャヴィニョール
  •  シャビニョル

英語・仏語表記:Crottin de Chavignol

種類:シェーブルタイプ

乳種:山羊乳


クロタン・ド・シャヴィニョルとは

山羊乳特有の発酵臭があり、濃厚なチーズで、シェーブルタイプのチーズとして人気があるものの一つです。 若いうちは白くやわらかいのですが、熟成が進むと硬くなるので、それを切り分けるためのクロタンナイフという専用のナイフもあります。クロタンの名前の由来はいくつかの説があり、直径4〜5センチくらいのコロンとした丸い形をしているところから、馬や羊の糞という意味の“クロタン”という名前がついたという説と、チーズの型が素焼きのランプ(Crot)に似ていることからついたという説があります。
1976年にAOP(EU統一の原産地呼称保護)を取得しました。
※AOPは、2009年よりAOC(原産地統制名称制度)から移行しています。


クロタン・ド・シャヴィニョルの製法

温めたミルクに乳酸菌を加えた後にレンネット(凝乳酵素)を加えます。カゼイン(主な乳たんぱく質)が凝固したもの(凝乳)からホエイ(乳清)を除去したものをカードといいます。
そのカードを脱水状況によって少しずつ小さな型に入れ、しばらく静置し、水分(ホエイ)を除きます。
その後、反転させながら移し替えます。若いものは2週間の熟成で食べられますが、4ケ月くらいまでの熟成を楽しむことができます。


クロタン・ド・シャヴィニョルの産地

フランス・ロワール地方のシャヴィニョル村という小さな村で作られています。

チーズの産地 ロワール地方


クロタン・ド・シャヴィニョルの食べ方

焼いて食べると山羊乳臭が消えて食べやすくなります。
フランスパンに、カットしたクロタン・ド・シャヴィニョルをのせて焼き、アツアツの状態のものをサラダにのせた「クロタンサラダ」がパリで流行し、このチーズが広く知られることになりました。
トーストにのせて焼く食べ方もおすすめします。
保存するときは、冷蔵庫の臭いを吸収するので、タッパーなどの密閉できる容器に入れて保存しましょう。

保存方法
チーズタイプ別保存方法
チーズのタイプ別おすすめワイン

<おすすめワイン>

チーズのタイプ 相性のよいワインのタイプ
フレッシュ ・辛口の白ワイン
白カビ ・軽めの赤ワイン

チーズコラム

のどかな田舎のチーズ

クロタン・ドゥ・シャヴィニョール

クロタンは山羊の乳で作ったいわゆるシェーヴルタイプのチーズ。大きさはちょうど小振りの大福餅ほど。山羊チーズ独特の納屋臭と、ほっくりと栗のような食感があって、田舎のひだまりとでもいうようなおもむきがある。仏語の辞書をひくとクロタンとは馬や羊の落とし物(つまり、フン)とあった。どうやらその形ゆえの名誉ある名前らしい。写真のメニューはクロタンのサラダとして知られる一品。チーズを半分に切ってパンに乗せ、トースターでパンがこんがりするまで焼いて野菜と盛り合わせる。ドレッシングをかけ、温かいチーズをくずしながら野菜と一緒に。臭みが消えて食べやすい。クロタンはパリから150kmほど南下したロワール河流域地方の産。中でもシャヴィニョール村のものが名高い。辛口の白ワインを片手に味わえば、のどかなフランスの田園風景が目に浮かぶようだ。

Photo:K.Nakazato Text:S.Ishi