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ミルクアカデミー 牛乳研究室

牛乳の成分

牛乳のカルシウムは優等生

厚生労働省が実施している国民健康・栄養調査によると、カルシウムはいまだに摂取が不足ぎみです。もともと日本の土壌は火山灰土のためカルシウムの含有量が少なく、そうした土で育つ野菜や自然の水もカルシウムが少ないといわれています。それだけに牛乳、乳製品は貴重なカルシウム源です。牛乳にはコップ1杯(200ml)で約227mgのカルシウムが含まれ、成人一日の推奨量の1/3を補給可能。しかも、牛乳のカルシウムは吸収率が野菜や小魚に比べても高く、効率よく毎日習慣的に摂り入れることができます。
また、カルシウムの吸収を高めるには、運動が効果的です。運動することでカルシウムが骨にしっかり摂り込まれます。毎日の牛乳と年齢やライフスタイルにあわせた適度な運動で、丈夫な骨作りを心がけましょう。

年齢・性別のカルシウム摂取量と推奨量

※カルシウム摂取量:平成19年国民健康・栄養調査 カルシウム推奨量:2010年日本人の食事摂取基準
いずれも厚生労働省調べ

カルシウムの大切な働き

  • 丈夫な骨を作る。
  • 神経伝達をスムーズにする。神経の興奮を静める。
  • 細胞分裂やホルモンの分泌に関わる。
  • 筋肉の収縮に機能する。
  • 出血した血液の凝固に関わる。

骨がスカスカになる骨粗鬆(しょう)症

生命維持に欠かせないカルシウムは、不足すると骨からどんどん溶けだして使われます。これが続くと骨は鬆(す)が入ったようにスカスカに。これが骨粗鬆(しょう)症です。通常、骨密度は20代をピークに徐々に減っていきます。特に女性は閉経後に急に低下するので要注意です。骨粗鬆(しょう)症になると、腰が曲がったり、わずかな衝撃でも骨折しやすくなります。
高齢の方などはこうした骨折をきっかけに寝たきりになるケースも。また最近では過度なダイエット志向によるカルシウム不足も深刻です。骨粗鬆(しょう)症予防には、若いうちからしっかりとカルシウムを摂る習慣をつけ、丈夫な骨を保つことが大切です。

骨粗鬆(しょう)症

すぐれた牛乳の栄養バランス

牛乳のタンパク質は食品タンパク質の中でも、最もすぐれたもののひとつ。必須アミノ酸をバランスよく含み、消化吸収もされやすいのが特長です。タンパク質は筋肉や血、髪、皮膚、骨、あらゆる細胞を作るほか、ホルモンの生成や免疫機能にも深く関わっています。健やかな体の発育維持のためには、良質なタンパク質の摂取が大切です。
牛乳には毎日のエネルギー源となる、脂肪分や炭水化物も含まれています。乳脂肪は微細な脂肪球として存在しているので消化吸収がよく、効率のよいエネルギーになります。牛乳の炭水化物は乳糖といいます。カロリー源となるだけでなく、カルシウムの吸収を助けたり、腸内の善玉菌の働きを活発にする働きがあります。
また、牛乳にはビタミンA、ビタミンB2をはじめとする各種ビタミン(ビタミンCを除く)も含まれています。

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