カルシウムをはじめ、たんぱく質、脂肪、炭水化物、ビタミン類。私たちの体になくてはならない栄養素を含んでいるのが、牛乳の一番の魅力といえるでしょう。特に牛乳のカルシウムとたんぱく質は、体に吸収されやすく良質な成分です。

カルシウム
カルシウムは丈夫な骨や歯を作るほか、神経の伝達やホルモンの分泌、免疫機能の維持などに深く関わる大切な成分です。牛乳200ml中には227mgのカルシウムが含まれ、牛乳1本分(200ml)で成人の一日のカルシウム推奨量の約1/3が補えます。また、牛乳のカルシウムは吸収効率が食品の中でも特にすぐれています。カルシウム不足の日本の食生活において、牛乳は、それを補うのに、とても適した食品といえるでしょう。
たんぱく質
たんぱく質は体の各組織を作り、生命機能に欠かせない重要な成分。たんぱく質には体内で合成できないアミノ酸が9種類あり、必ず食事からとらなくてはならないので必須アミノ酸と呼ばれています。牛乳のたんぱく質は、この必須アミノ酸を含むアミノ酸でバランスよく構成された良質なたんぱく質です。
脂質
脂肪はエネルギーの源。細胞膜やホルモンなどの大切な構成要素でもあり、脂溶性ビタミンの吸収も助けます。乳脂肪は牛乳中に小さな脂肪球となって分散していますが、製造過程でホモゲナイザーという機械で細かく均質化され、とても消化されやすくなっています。
炭水化物
牛乳の炭水化物は乳糖で、その甘味は砂糖の1/6程度。乳糖はカルシウムや鉄分の吸収を助け、腸内で善玉菌のえさにもなります。牛乳を飲むとおなかがゴロゴロする人がいますが、これは乳糖を分解する酵素の働きが弱いため。そういう方のために、「アカディ おなかにやさしく」があります。これはあらかじめ、一部の乳糖を分解している商品です。
ビタミン
牛乳に含まれているビタミンは、ビタミンA、ビタミンB1、B2、B6などです。
牛乳のカルシウムは優等生
厚生労働省が実施している国民健康・栄養調査によると、カルシウムはいまだに摂取が不足ぎみです。もともと日本の土壌は火山灰土のためカルシウムの含有量が少なく、そうした土で育つ野菜や自然の水もカルシウムが少ないといわれています。それだけに牛乳、乳製品は貴重なカルシウム源です。牛乳にはコップ1杯(200ml)で約227mgのカルシウムが含まれ、成人一日の推奨量の1/3を補給可能。しかも、牛乳のカルシウムは吸収率が野菜や小魚に比べても高く、効率よく毎日習慣的に摂り入れることができます。
また、カルシウムの吸収を高めるには、運動が効果的です。運動することでカルシウムが骨にしっかり摂り込まれます。毎日の牛乳と年齢やライフスタイルにあわせた適度な運動で、丈夫な骨作りを心がけましょう。


カルシウムの大切な働き
- 丈夫な骨を作る。
- 筋肉の収縮に機能する。
- 神経伝達をスムーズにする。神経の興奮を静める。
- 出血した血液の凝固に関わる。
- 細胞分裂やホルモンの分泌に関わる。
骨がスカスカになる骨粗鬆症

生命維持に欠かせないカルシウムは、不足すると骨からどんどん溶けだして使われます。これが続くと骨は鬆が入ったようにスカスカに。これが骨粗鬆症です。通常、骨密度は20代をピークに徐々に減っていきます。特に女性は閉経後に急に低下するので要注意です。骨粗鬆症になると、腰が曲がったり、わずかな衝撃でも骨折しやすくなります。
高齢の方などはこうした骨折をきっかけに寝たきりになるケースも。また最近では過度なダイエット志向によるカルシウム不足も深刻です。骨粗鬆症予防には、若いうちからしっかりとカルシウムを摂る習慣をつけ、丈夫な骨を保つことが大切です。
すぐれた牛乳の栄養バランス
牛乳のタンパク質は食品タンパク質の中でも、最もすぐれたもののひとつ。必須アミノ酸をバランスよく含み、消化吸収もされやすいのが特長です。タンパク質は筋肉や血、髪、皮膚、骨、あらゆる細胞を作るほか、ホルモンの生成や免疫機能にも深く関わっています。健やかな体の発育維持のためには、良質なタンパク質の摂取が大切です。
牛乳には毎日のエネルギー源となる、脂肪分や炭水化物も含まれています。乳脂肪は微細な脂肪球として存在しているので消化吸収がよく、効率のよいエネルギーになります。牛乳の炭水化物は乳糖といいます。カロリー源となるだけでなく、カルシウムの吸収を助けたり、腸内の善玉菌の働きを活発にする働きがあります。
また、牛乳にはビタミンA、ビタミンB2をはじめとする各種ビタミン(ビタミンCを除く)も含まれています。