学校の給食に出てくる「牛乳」。みんなも毎日のように飲んでいますよね。実は、昔と今では牛乳のようすが少し違うって知っていましたか?
一緒に見ていきましょう!
学校給食牛乳の歴史
脱脂粉乳(スキムミルク)を溶かしたミルクの提供のスタート
終戦直後の1946年(昭和21年)、子どもたちの栄養を支えるために、アメリカから送られた脱脂粉乳が学校給食で使われるようになりました。当時のミルクは、脱脂粉乳を水で溶かして作ったものです。今のように一人ひとりに牛乳パックが配られるのではなく、大きなポットに入れられ、子どもたちが器に注いで飲んでいました。
ミルクを食器に注いでいる子どもたちの様子(昭和30年代)※
給食風景(昭和30年代)※
「牛乳」に移行
1958年(昭和33年)ごろからは一部地域で脱脂粉乳にかわりに、びん入りの”牛乳”が飲まれるようになり、1964年(昭和39年)以降には全国の学校給食でも脱脂粉乳から“牛乳”へと切り替わっていきました。
学校給食に出ていたびん牛乳
本日の献立見本(昭和40年代)※
学校給食風景(昭和40年代)※
容器が紙容器に
三角型の紙容器は、1964年(昭和39年)の東京オリンピックごろから広く使われるようになりました。しかし、三角型の形は重ねて積み上げにくく、運ぶときには専用のケースが必要でした。そのため、たくさんの牛乳を効率よく運ぶことが難しいという課題がありました。
そこで、1980年(昭和55年)代以降になると、現在もよく見かける四角いタイプや屋根型タイプの牛乳パックが広く使われるようになりました。そして、三角型の牛乳パックはしだいに学校給食から姿を消していったのです。
三角型の牛乳
屋根型の牛乳
学校給食風景(昭和40年代)※
学校給食の歴史についてもっと知ろう!
学校給食の歴史をもっと知りたい人におすすめなのが、「学校給食歴史館」です。こちらでは、明治時代から現在までの給食の移り変わりを、写真や実物の展示で楽しく学ぶことができます。今では当たり前になった学校給食も、たくさんの人たちの工夫や願いによって発展してきました。
学校給食歴史館で、給食や牛乳についてもっと見学してみましょう!
詳しくはこちら(https://www.saigaku.or.jp/profile/library/)
最近ではストローレスの紙パックが登場
雪印メグミルクでは、2023年から一部の地域の学校給食で、ストローを使わずに飲める「ストローレス容器」の導入をしています。ストローレス容器には2つのタイプがあり、それぞれ飲み口の形を工夫することで、子どもたちが飲みやすいように作られています。ストローを使わないことで、ごみを減らし、環境への負担を少なくすることにつながっています。
School POPⓇ
「School POPⓇ」の飲み方
ECO BEAKⓇ
「ECO BEAKⓇ」の飲み方
学校給食にミルクが採用されたのは、栄養のため!
戦後の日本は、栄養不足の日本の子どもたちのために、小麦粉かミルクを支給しようと考えられました。
当時は、子どもたちの体位向上のためには動物性たんぱく質の十分な摂取が重要とされ、学校給食にミルク(脱脂粉乳を溶かしたもの)が提供されるようになりました。
こうして、子どもたちはミルクから栄養を摂取できるようになり、子どもたちの体格は向上したと言われています。
文部科学省「学校保健統計調査」、「学校給食実施状況等調査」、
第一法人出版(株)発行 ・文部省および日本学校給食会出版「学校給食の発展」より
栄養たっぷりな牛乳は飲みかたいろいろ♪
牛乳はそのまま飲むのはもちろん、他にもおいしい飲みかたがあるから試してみてください♪