フルム・ダンベール - チーズの名称【チーズ辞典】:チーズクラブ

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フルム・ダンベール

チーズの名称では、いろいろなチーズの原産国や特徴、食べ方などを紹介しています。

フルム・ダンベール

その他の表記・呼ばれ方
  •  フルムダンベール

英語・仏語表記:Fourme d' Ambert

種類:青カビタイプ

乳種:牛乳


フルム・ダンベールとは

フルム・ダンベールはフランス中南部の山岳地帯オーヴェルニュ地方のチーズで、酪農家たちから「高貴な青カビ」と呼ばれています。
フォレ山脈の東側と西側の2つの町で同じチーズが作られていて、西側斜面で作られたものがフルム・ダンベール、東側斜面で作られたものがフルム・ド・モンブリゾンと呼ばれています。
外見は直径13cm、高さ20cmの背が高い円筒形という珍しい形が特徴的です。表皮はやや乾燥していて、白~赤みがかったカビが見られます。
青カビタイプ独特の刺激やコクがありますが、見た目の青カビの多さに比べるとマイルドな味わいです。食べやすい青カビタイプの代表格と言ってもいいでしょう。日本でも定番と言っていいほど見かけるようになりました。塩味も青カビタイプチーズの割には穏やかです。
1972年にAOP(EU統一の原産地呼称保護)を取得しました。(フルム・ド・モンブリゾンは、フルム・ダンベールと同一とされていましたが、2002年の法令改正で独立しました。)

※AOPは、2009年よりAOC(原産地統制名称制度)から移行しています。


フルム・ダンベールの製法

温めたミルクに生クリームを加え、乳酸菌、レンネット(凝乳酵素)を加えることにより、カゼイン(主な乳たんぱく質)が凝固します。
その凝固したもの(凝乳)からホエイ(乳清)を除去したものを、カードといいます。
そのカードをカットし青カビを加え、それを取り出して型に入れ、静置し水分を出します。その後、型から出し表面を加塩し、熟成させます。一方、フルム・ド・モンブリゾンはカードに加塩します。また、杉の木の棚で熟成するのでリネンス菌が繁殖するためオレンジ色を呈しています。


フルム・ダンベールの産地

フランス中南部の山岳地帯オーヴェルニュ地方

チーズの産地 オーヴェルニュ地方


フルム・ダンベールの食べ方

食べるときの切り分け方は、カマンベールなどと同様に扇型に切りますが、フルム・ダンベールは高さがあるので、横に切って高さを半分程度にします。食べきれないときは乾燥しないように切り口をラップでしっかり覆いましょう。また、冷蔵庫内の他の食品に青カビが移らないように、しっかり密封して保存しましょう。
保存中は青カビがやや黄灰色になりますが、空気に触れるとまた美しい青カビの色に戻ります。

<簡単レシピ>
・くだいてサラダに
・パスタソースに
・ドレッシングに
・キッシュやタルト、グラタンに
・豆腐に乗せて軽く温める

保存方法
チーズタイプ別保存方法
チーズの切り方のコツ
チーズのタイプ別おすすめワイン
タイプ別おすすめのパン

<おすすめワイン>

相性のよいワインのタイプ
・軽め~中程度のフルーティーな赤ワイン
・甘口の白、甘口の酒精強化ワイン