価値創造のアクション

  • 健康機能の追求

Lactobacillus gasseri SBT2055 の研究

生きて腸まで届き、内臓脂肪にアプローチ。乳酸菌の可能性を科学する。

腸内細菌の研究のスタート

1980年代に乳酸菌の整腸作用研究が盛んとなり、当社も腸内細菌の研究に本格的に着手しました。1990年代に入り、腸内に生息するガセリ菌を研究している中で、風味特性や胃酸に対する耐性がある菌株を探した結果、Lactobacillus gasseri SBT2055を見いだしました。 この菌株の特徴は、生きて腸まで届き、生きたまま長く腸にとどまることでした。

内臓脂肪の蓄積抑制機能の発見

2000年に入ると、生活習慣病、免疫機能を対象にした健康機能の研究が盛んになりました。当社も新たな研究を行い、 Lactobacillus gasseri SBT2055が 内臓脂肪蓄積抑制効果を持つことを見いだしました。そこで、肥満気味ではあるものの健常な成人男女に、 Lactobacillus gasseri SBT2055 の入ったヨーグルト1日100gを連続12週間摂取してもらった結果、摂取群で内臓脂肪が有意に減少しました。また、内臓脂肪抑制のメカニズムとしては、同菌株には脂肪の吸収抑制作用があることを証明しました。現在は、この結果を活かし、機能性表示食品として商品へ展開しています。

今後の展開、多面的な健康機能の探索

Lactobacillus gasseri SBT2055 は内臓脂肪蓄積抑制作用以外にも、歯周病に対する抗炎症作用、インフルエンザウイルスに対する感染予防効果、形質細胞状樹状細胞(pDC)の活性化による免疫改善、腸内環境の改善などが確認されています。

今後も当社のフラッグシップ乳酸菌として、健康機能の研究を行ってまいります。