2026年09月07日

  • 研究開発・調査

チーズ副産物を価値ある機能性素材へ ~簡便な膜分離プロセスによるグリコマクロペプチド濃縮の可能性を確認~

日本食品科学工学会 第73回大会にて発表

雪印メグミルク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐藤 雅俊)は、チーズ製造時に生じる副産物であるチーズホエイを微粒子化したホエイから、高付加価値成分であるグリコマクロペプチド※1(以下、GMP)を簡便な膜分離プロセスで約3.6倍に濃縮できることを確認しました。さらに分離後に残るタンパク質素材も食品利用可能であることから、乳資源の有効活用と副産物の高付加価値につながる技術として期待されます。

本研究成果は、日本食品科学工学会 第73回大会において発表いたしました。得られた研究成果を活用して、今後はGMPの素材開発に取り組み、乳資源の高付加価値化の可能性を検討してまいります。


【本研究のポイント】

・チーズホエイを微粒子化したホエイ(MPホエイ)からGMPを回収する簡便な膜分離プロセスを開発し、GMPを約3.6倍に濃縮

・GMPを分離した後のMPホエイについても食品素材として活用でき、両成分の利用が期待できる

・チーズ製造副産物の高付加価値化につながる可能性を示した

                                                                                                            図 GMP分離・濃縮の原理と結果


(A) 加熱せん断処理により、チーズホエイ中のGMPと主要タンパク質(α-La(α-ラクトアルブミン)、β-Lg(β-ラクトグロブリン))の状態が変化する

(B) 精密ろ過(MF)膜によりGMPと微粒子化ホエイ(MPホエイ)を分離する

(C) MF膜処理によりGMP含量は約3.6倍に濃縮された

本件に関する報道機関からのお問い合わせ先

雪印メグミルク株式会社
広報IR部 広報グループ

TEL 03-6859-1466

E-mail msb-pr@meg-snow.com