雪印メグミルクトップ お知らせ 日本顕微鏡学会において、「凍結超薄切片法を用いた生乳に存在するカゼインミセルの微細構造観察」が日本顕微鏡学会論文賞を受賞しました「Microstructural observation of casein micelles in milk by cryo-electron microscopy of vitreous sections (CEMOVIS)」

研究開発

2021年10月21日

日本顕微鏡学会において、「凍結超薄切片法を用いた生乳に存在する
カゼインミセルの微細構造観察」が日本顕微鏡学会論文賞を受賞しました
「Microstructural observation of casein micelles in milk by cryo-electron microscopy of vitreous sections (CEMOVIS)」

雪印メグミルク株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:西尾 啓治)は、乳の主要タンパク質であるカゼインの電子顕微鏡観察に関する論文で、2021年6月に日本顕微鏡学会論文賞を受賞しました。また、この受賞により、同日、日本顕微鏡学会第77回学術講演会にて記念講演を行いました。

 

【概要】
当社は、以前より電子顕微鏡を用いた様々な乳製品の構造観察を行い、製品開発や乳・乳製品に関する科学的な解明に活用してまいりました。
このたび、凍結超薄切片法(CEMOVIS)※1とよばれる手法を用い、カゼインミセルの電子顕微鏡観察を行った結果、新たな知見が得られました。

カゼインミセル並びにリン酸カルシウム(コロイド状リン酸カルシウム 以下CCP)の大きさを確認しました。また、CCPの分布は不均一であり、カゼインミセル中にCCPを含まない領域が存在することがわかりました。

過去の複数の研究者の論文報告と照らし合わせると、このCCPを含まない領域は、水で満たされた多孔質または空洞であると考えられます。

この研究成果は、未だ解明されていないカゼインの微細構造の解明や、その特性を生かした新たな技術、製品の開発に繋がるものと期待しています。

今後もミルクに関する知見をさらに深め、お客様の健康と豊かな食生活に貢献できる製品づくりに努めてまいります。

※1:対象物の微細構造を出来るだけ壊さないように凍結処理をし、厚さ約25nmの膜状に観察対象を削り出し、極低温透過電子顕微鏡を用いて観察する手法

報道機関からのお問い合わせ先

雪印メグミルク株式会社  広報IR部 広報グループ

TEL 03-3226-2124

FAX 03-3226-2150

E-mail msb-pr@meg-snow.com