ワイン用主要葡萄品種 【ワインの基礎知識】:チーズクラブ

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ワイン用主要葡萄品種

ワインで使われる主要品種とその味わいの特長をご紹介します。

葡萄の品種を大別すると、アメリカ種とヨーロッパ種に分けられます。アメリカ種はデラウェア、キャンベル等の、主に生食用に栽培されている品種で、ワイン用には、あまり使われません。一方ワイン用に主に使われているのはヨーロッパ種で、学名はヴィティス・ヴィニフェラ。カスピ海のほとりのコーカサス地方が原産で、後に西に進んで地中海からヨーロッパ中南部に伝わってきました。ヨーロッパ種は、生食用の葡萄にくらべて糖度も酸度も共に高く、粒も小さいのが特長です。小粒なため、皮や種の比率が高いのですが、香味の成分は、この部分に多いため、香り高いワインに仕上るのです。ここでは、主な12品種の特長をご紹介しましょう。

赤ワイン用主要品種と味わいの特徴

カベルネ・ソーヴィニヨン

フランス・ボルドー地方の代表的品種。味わいは力強く、ほおずき香と言われる独特な香りがあり、長い熟成により本領を発揮するタイプです。

カベルネ・フラン

カベルネ・ソーヴィニヨンと同系の品種ですが、性格はややソフト。ボルドーのサンテミリオン地区やロワール地方等で多く栽培されています。

メルロ

ボルドーのポムロール地区やサンテミリオン地区の主要品種で、ソフトでコクのあるワインに醸されます。ブレンド用としても重要な品種です。

ピノ・ノワール

フランス・ブルゴーニュ地方を代表する赤ワイン用品種。若い間はフルーティな香り、熟成によってアロマティックな香りがよく出ます。

ガメ

ブルゴーニュの南部、ボジョレー地区の品種。フレッシュな葡萄の香りと生き生きした酸を生かしたワインを生み出します。

マスカット・ベーリーA

日本のワイン用葡萄の父とも呼ばれる川上善兵衛が1927 年にベーリー種とマスカット・ハンブルク種を交配してつくり出した品種。日本の赤ワインを代表する品種で、香り高く、味わいはまろやかです。

白ワイン用主要品種と味わいの特徴

シャルドネ

ブルゴーニュの白ワイン用品種ですが、今では世界中で栽培されており、辛口の白ワイン用葡萄としては、最も高い人気を博しています。

リースリング

ドイツワインの代表品種。美しい酸味を持ち、繊細で上品な香りと口当りを持ち味にしています。味わいはごく辛口から甘口まで多彩の、いずれもバランスのとれたワインが生まれるため、世界各地で栽培されています。

セミヨン

ボルドーを代表する白ワイン用品種のひとつで、普通ソーヴィニヨン・ブラン種とブレンドして使われています。味わいは、まろやか。

ゲヴュルツトラミーナー

ゲヴュルツ( 香辛料) という名のついたトラミーナー種。スパイシーな香りと華やかな風味が特徴です。フランス・アルザス地方のものも有名。

ソーヴィニヨン・ブラン

ボルドー地方やロワール地方を代表する品種。青草を思わせる独特な香りを持ち、味わいも個性的。フュメ・ブラン種とも呼ばれています。

甲州

わが国古来の品種で、シルクロードを通って伝来したヨーロッパ品種のひとつだとされています。香り、味わい共に優しくまろやかです。