オランダ - チーズで世界旅行【チーズの産地】:チーズクラブ

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オランダ

現在、チーズは世界の各地で作られていますが、その種類や食べ方は各国さまざま。そこで、各国それぞれでよく食べられているチーズや有名なチーズのエピソードなどのチーズ事情を国別にまとめてみました。
あなたがお好きなチーズはどの国のチーズ?

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世界地図 国旗

オランダ チーズ事情

風車とチューリップに代表されるオランダは、世界でも代表的なチーズ輸出国です。チーズの生産は年間70万トンにものぼりその7割に近い50万トンが輸出されています。一方、チーズの消費量も23万トンで、一人当たりでは年間19.4kg(2015年調べ)にもなります。
古くは日本の鎖国時代に欧米で唯一の交流国だったオランダ。ここではどんなチーズが作られているんでしょう?さあ、オランダチーズ旅行へ行ってみましょう!

チーズプレス機が嫁入り道具!?

最近では大量生産された工場製品がほとんどで、古くからの農家製チーズを探すことが難しくなりましたが、オランダでのチーズ作りの基本は、農家の主婦達が担っていました。ちょうど日本の家庭で主婦が漬物を作るのと同じですね。そうした主婦達が使っていた古いチーズプレス機には絵や彫刻などが施されたものもあり、嫁入り道具としても使われていたようです。
こうして昔ながらのチーズ作りが母から娘に受け継がれてきたのです。

昔にタイムスリップ!

昔にタイムスリップ!

アルクマールの町では、古くからの伝統を観光資源として利用するという考えから、昔のチーズ取引に使われていた天秤(ワーフ)を使って、当時と同じやり方でチーズ市を開いています。当時を再現したその取引方法は、5月から11月までの間、毎週金曜日に開催されています。昔のチーズの取引方法を目のあたりにできるので、楽しく見学することができますよ!

ゴーダはチーズの母!

ゴーダチーズ

ゴーダはゴーダの町で作られる、オランダを代表するチーズです。
日本人にも慣れ親しまれているプロセスチーズの風味は、実はこのゴーダの味なのです。『私が母です』のコピーで円盤型のチーズを目にされた方もいると思いますが、その言葉通り、さまざまなチーズのもととなっているため、私たちがさまざまなナチュラルチーズを抵抗なく受け入れることができるのも、ゴーダに拠るところが大きいと言えます。
特長は、直径35cm、厚さ10cm、重さ10kgの円盤型ということに加え、黄色いワックスで覆われていること。まろやかでクセのない味は万人に馴染みやすく、熱を加えるとよく溶けのびる性質から料理にも幅広く利用されています。熟成期間も2ヵ月から5ヵ月と幅があり、チーズの本場オランダでは、好みの味のものが選ばれています。

オランダ編 〜チーズあれこれ〜

いろいろなスタイルで楽しまれているエダム

エダムは、オランダ北部のエダム地方で作られ始めました。
それは、ゴーダに比べ脂肪成分が少ないこと、熟成期間は2ヵ月から12ヵ月、2年と長く、硬く長期保存ができる上、口当たりのよいことが人気の理由です。
おだやかで混じり気のない風味を生かして、パンにはさんだり、おろして粉チーズにしたりといろいろなスタイルで楽しまれています。

特長はガスホール!

スイスのエメンタールのように、大きなガスホールを持ったチーズがオランダにもあります。マースダムという、戦後開発された工場生産のチーズで、形状はゴーダが基本になっています。ゴーダより中心部が厚くふくらんでいますが、気品ある風味と他のオランダ産チーズにない甘みがあり、アペリティフにしたり、ゴーダと合わせてチーズフォンデュに使われたりとさまざまな料理に利用されています。

あのレンブラントも食べていた?

17世紀のオランダが産んだ世界最高の画家レンブラント。彼の生まれ故郷ライデンにはオランダ最古の大学があることでも有名ですが、もうひとつ、その町の名前がついたチーズがあることでも有名です。そのライデンは若干小ぶりですが、黄色いワックスで覆われている点がゴーダによく似ています。主に脱脂乳やバターミルクで作られているため、風味不足を補うようにクミンシードが入っているのが特長です。さっぱりとした味わいと引き締まった組織で、サンドウィッチにはさんだり、スナックやお酒のつまみとして楽しめます。
また、同タイプのチーズにガーリック、ペッパー、ハーブをいれたスーベンハラというチーズもあります。口当たりが軟らかく、室温になじませると風味がいっそうおいしくなります。オードブルやデザートに高い評価を受けています。