骨マガジン vol.31

骨折は、骨粗しょう症の疑い?

骨折は、骨粗しょう症の疑い?

時々、芸能人やスポーツ選手が骨折、というニュースをよく目にしませんか?とてもアクティブで健康そうなイメージなのになぜ・・・。注目すべきは「こんなに簡単に骨折するとは思わなかった」というご本人のコメントが多いこと。特に女性の場合は、「骨粗しょう症」が関係しているかもしれません。
一般的に骨折というと骨に強い衝撃が加わることで起こるイメージかもしれません。しかし、ちょっとした転倒や、軽くぶつけただけでもヒビが入ったり、折れてしまうこともあるのです。

「大腿骨近位部」骨折は、要支援・要介護の原因にも

特に骨折しやすい部位は転倒等で衝撃を受ける各関節で、そのひとつに「大腿骨近位部(だいたいこつきんいぶ)」があります。太ももの付け根にある非常に太い骨で、体重を支える、立ち上がる、歩くといった動きを起こす大事な部位です。そのため、「大腿骨近位部」を骨折してしまうと、自力で立つことはできません。特に高齢の場合は、左右どちらも骨折してしまい、要支援・要介護の原因になりやすいとされています。さらに、その状態が続くと、認知症や肺炎を発症しやすくなることも報告されています。
大腿骨近位部骨折の患者数は年々増加しており、2030年には260万人に達するとの予想も出ています。(出典:日老医誌44:299-301,2007年より作図)

また、生涯最大身長よりも2~4cm背が縮んでいる場合は、椎体(頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙椎5個、尾椎4個の計33個)圧迫骨折による脊柱(せぼねが柱状につながった状態)の変形が考えられますので、早めの受診をおすすめします。

食事、運動、日光浴で丈夫な骨づくりを

食事、運動、日光浴で丈夫な骨づくりを

骨は、一生を通じて生まれ変わります。骨折などのトラブルを防ぐためにも、早いうちから骨密度を維持し、高めていくことが大切です。いつまでも健康でイキイキした生活を楽しむために、バランスの良い食生活、適度な運動と日光浴で丈夫な骨づくりに取り組みましょう。

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