バターの基礎知識

バターの上手な保存方法とは?
賞味期限やおいしく使い切るコツを知ろう

トーストやお菓子作りなど、たくさんの料理に使われているバター。みなさんは、使い終えたらどのように保存していますか?実はバターはとてもデリケートな食べ物で、保存方法がその後のおいしさを左右します。

ここでは、バターの保存についてくわしく解説し、最後までおいしく使い切る方法についてお伝えします。

Index目次

バターの賞味期限はどのくらい?

バターは一度開けてしまうと、品質が変わっていく食べ物です。「いつまで食べられるかな?」と気になったときには、開封してあるかどうかをまずは確かめてみましょう。

未開封ならパッケージをチェック

未開封のバターなら、まずパッケージに書かれた賞味期限を確認しましょう。ここに書かれている賞味期限とは「一度も開けていないこと」、また「10℃以下で冷蔵保存されていたこと」が条件です。

ただし、賞味期限内であっても「変わったにおいがする」「見た目に変化がある」と感じる場合は、劣化している可能性もあるため注意しましょう。

開封後はできるだけ早めに使い切ろう

バターは開封してしまうと、おいしさを保つのがどんどんと難しくなっていきます。そのため、開封後はパッケージに書かれた賞味期限にかかわらず、できるだけ早めに使い切ることが大切です。

残ったバターは、できるかぎり空気に触れさせないようにしっかりと包み、10℃以下で冷蔵保存することが基本です。この状態で早めに使い切るようにしましょう。

こんな状態のバターは食べられる?劣化の見極めどころ

「賞味期限はまだ先だから」と保存していたバターが、次のように変わっていたときは劣化している可能性があります。

  • 牛乳らしいクリーミーな香りがない
  • 使い古した油のようなにおいがする
  • 牛の飼料のようなにおいがする
  • ツンとした刺激的なにおいがする
  • 食べたときに苦みや酸味がある
  • ナイフでけずるとぼろぼろしたり水滴がにじみ出たりする
  • ポツポツとした斑点やしま模様がある

賞味期限にかかわらず、バターの劣化はにおいや見た目、味に現れます。このような変化があったときには新しいものを購入したほうが安心でしょう。

バターが劣化してしまう原因とは?

バターをおいしいまま保存するには、劣化が進みやすい環境を避けることが大切です。ここではバターが劣化する原因について見ていきましょう。

温度や湿度が高いところで保存していた

ときには、「買ってきたバターを冷蔵庫にしまい忘れてしまった」なんてこともあるかもしれません。バターは28~33℃ほどで溶けてしまうため、とくに夏場など気温が高いときの置き忘れには注意しましょう。一度でも溶けてしまうと再び冷やして固めても、本来の状態には戻りません。

また、温度・湿度が高いところに置いていると、カビの発生や細菌の増殖につながるため、保存の際には注意しましょう。

銀紙をはがした状態で放置していた

バターは、空気中の酸素に触れるとどんどん酸化していきます。使い古した油のようなにおいになり、バター本来の色ではなくなっていくのです。そのため、バターは使う分だけお皿に取り分け、残さず使い切ることをおすすめします。

空気に触れるところが多ければ多いほど、バターの酸化は進んでいきます。劣化を防ぐためにも、できるかぎり空気に触れさせないように保存して使っていきましょう。

日光に当ててしまった

バターの酸化は、紫外線によっても進んでしまいます。バターを早くやわらかくしたいときでも、日当たりのよい場所で溶かすのは避けたほうがよいでしょう。バターを日なたに置いてしまうと、含まれたビタミンAも損なわれてしまいます。

同じように、強い照明をバターに当てたときも酸化は進みます。バターのおいしさを十分に味わうためにも、日当たりのよい場所に置くことは避けましょう。

バターを上手に保存する方法

バターを上手に保存することができれば、おいしさを保ちながら最後まで使い切ることができます。ここからは、バターの上手な保存方法について見ていきましょう。

10℃以下で冷蔵保存する

バターは10℃以下での冷蔵保存が欠かせない食べ物です。未開封でも、開封後でも、必ず10℃以下になる冷蔵庫で保存しましょう。また、家庭用冷蔵庫のなかには、冷却温度が異なる場所がいくつか備わっているものがあります。

たとえば、食材をやや凍らせて保存できる「パーシャル室」や、凍る一歩手前まで冷やしてくれる「チルド室」などです。バターは、こうしたパーシャル室やチルド室での保存も可能ですが、凍ってしまうと風味や味わいが変わってしまうため注意しましょう。

銀紙をしっかりと密着させ箱にしまう

できるかぎり空気に触れないように保存することは、バターをおいしく楽しむために大切なことです。残ったバターは、銀紙やラップでしっかりと密着させ、購入時についていた箱にしまって保存しましょう。

より空気に触れにくい、密閉力の高い容器に移し替えるのもおすすめです。しっかりと空気を遮断して、酸化させないよう気をつけましょう。

においの強い食材と一緒に置かない

バターには、「他の食材のにおいを吸収しやすい」という特徴があります。そのため冷蔵庫で保存するときには、魚や玉ねぎ、にんにくなどのにおいの強い食材と一緒に置かないよう注意しましょう。

密閉力の高い容器に移し替えると、こうした「におい移り」からもバターを守ってくれるので安心です。

バターは冷凍保存もできる

バターは冷凍保存もできます。料理で1回に使う量を小分けにしてラップで包み、冷凍すると便利です。たとえば、200gのバターなら、10gごと20個に分けて冷凍します。その後、使う分だけを「冷蔵庫の中」で解凍してから使いましょう。

バターの冷凍保存は便利ですが、おいしさの点から見るとあまりおすすめはできない方法です。解凍後は必ず使い切り、余ったとしても再び冷凍することは止めましょう。

缶入りバターも冷蔵保存が必要

バターのなかには缶や瓶に入っているものもあります。紙パッケージのものよりも空気に触れにくく、光を通しにくいため風味を保ちやすいことが特徴です。こうした缶や瓶も、保存方法は一般的なものと変わりません。必ず10℃以下で冷蔵保存するようにしましょう。

バターを使うときの注意点とは?

バターを上手に保存するため、次の注意点を押さえておきましょう。

きれいなバターナイフを使う

バターを切り分けるときには、清潔で乾いたバターナイフを使いましょう。バターに水分がついてしまうと、カビが生える原因となることもあります。

バターにパンくずや他の調味料がつかないようにする

残っているバターには、パンくずや他の調味料がつかないようにすることも大切です。バター以外の食品がついてしまうと、カビが生えたり、品質が変わったりする原因となります。トーストにバターを塗る場合には、必要な分だけをバターナイフで取り、お皿にのせてから使っていきましょう。

バターを上手に保存して最後までおいしく使い切ろう

バターをおいしく保存するには10℃以下の温度で、できるかぎり空気に触れさせないことがポイントです。その日に使いたい分だけを取り分け、使った後は銀紙やラップをしっかりと密着させてから冷蔵保存するようにしましょう。一度開封したバターは、できるだけ早めに使い切ることも大切です。上手に保存して、ぜひ最後までおいしく召し上がってくださいね。

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