骨マガジン vol.8

ダメージが徐々に蓄積する「疲労骨折」とは?

ダメージが徐々に蓄積する「疲労骨折」とは?

「ヒビ」も骨折に分類されます!

骨の故障ですぐに思いつくのが「骨折」です。
骨に外部から大きな衝撃が加わり、骨が折れてしまったり、ヒビが入ったりした状態を指します。
よく「骨折はしていなかったけどヒビが入っていた!」と聞きますが、「ヒビが入る」は、病医学上は「骨折」に分類されます。

アスリートだけの話ではない!疲労骨折とは?

アスリートだけの話ではない!疲労骨折とは?

さて、生活が不自由になってしまう骨折ですが、「疲労骨折」と言う言葉を聞いた事はありますか?
疲労骨折とは、1回の大きな外傷でおこる通常の骨折とは異なり、骨の同じ部位に繰り返し加わる小さな力によって、骨にヒビがはいったり、ヒビが進んで完全に折れてしまったりする状態をいいます。
プロのアスリートなど激しい運動をしている人に多い疲労骨折ですが、スポーツ愛好家や重労働を繰り返している人に起こることもあります。

小さな負荷がかかるだけなら、ふだんの生活では大丈夫と思いがちです。でも、無意識のうちに同じ部位に負荷がかかり続けると、体は危険信号を発します。
スネや足、足首、くるぶし、手首、腰、かかと、足の裏などが痛くなっているようであれば、疲労骨折の危険信号かもしれません。
そのような信号を感じた場合は、病院で早めに診察してもらいましょう。

初期段階では日常生活にそれほど支障がない場合もありますが、無理は禁物。患部をいたわり、安静を心がけてください。

実は、この「疲労骨折」においても骨密度は大きく関係しています。
骨密度が低ければ、その分、疲労骨折のリスクも高まります。
日頃の骨のケアが、やはり重要なようです。

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