離乳食　離乳完了期の進め方～量や固さ、おすすめレシピもご紹介

離乳完了期の離乳食は1日3回が基本となります。お子さんの食べたい意欲を大切に、朝・昼・晩とできるだけ決まった時間に食事をさせるようにし、生活リズムを整えていきましょう。

また、この時期のお子さんの消化器官は発達途中で、一度に食べられる量は少なめです。離乳食だけでは栄養が摂りきれない場合は、必要に応じて食事の合間に1日1～2回のおやつを与えてもよいでしょう。おやつは、あくまで足りない栄養を補う役割なので、市販のお菓子よりも果物やいも類などが理想です。

母乳や育児用のミルクはお子さんの食欲や成長、離乳の状況を見ながらあげるようにしましょう。

1歳前後になると、8本の前歯が生えそろい、離乳完了期の後半では、奥歯が生えてきます。とはいえ、まだかむ力は弱いので、歯ぐきでかみつぶせる肉団子程度の固さのものをあげるようにします。

この時期は手づかみ食べで、自分で食べる楽しみを増やしていく大切な時期。大きめに切ったゆで野菜やおにぎりなど、お子さんが手づかみしやすいものを取り入れましょう。野菜は輪切りやいちょう切り、小判型など大きさや形状を変える工夫をしてみてもよいですね。前歯で食べ物をかみ取る練習を通して、口に詰め込みすぎたり、こぼしたりしながら、お子さんなりの一口量がわかるようになります。

軟飯に慣れてきたら、パパやママが食べるのと同じご飯にして、薄味を基本としたバランスのよい献立を。薄味に仕上げるために、家族の食事から味付けする前のものを取り分ける工夫をすると、調理の負担を軽減できますね。

味が濃いものや脂っぽいもの、刺激が強いもの以外は、家族と同じ食事ができるようになりますが、まだ消化器官は弱いので、衛生面を考えて、生の魚や魚卵、生卵は避けましょう。

食事は食べさせるものではなく、お子さんが自ら食べるもの。食事時間にお腹が空いた！と感じることがとても大切になりますから、たくさん遊んで、食事のリズムがつくように工夫してあげましょう。調理によっては揚げ物や焼き物も食べられるようになりますから、いろいろな食材や味付けを取り入れて、お子さんの食体験を広げてあげてください。

「雪印メグミルク ぴゅあ」「雪印メグミルク たっち」を使った離乳食のレシピを離乳期ごとにご紹介しています。