食ナゼ

ホワイトアスパラガスとグリーンアスパラガス

最近は、一年中色々な野菜や果物が買えるようになったとはいえ、旬の野菜がスーパーにたくさん並び始めるのを見て、季節を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は春の野菜、『ホワイトアスパラガス』、『グリーンアスパラガス』についてのお話です。

これらは違った品種かと思いきや、実はどちらも同じ種類のもの。
違いは栽培方法にあります。
『ホワイトアスパラガス』は、太陽の光が当たらないように土を盛って育てるのに対して、『グリーンアスパラガス』は太陽の光をいっぱいに浴びて育てます。
食感は、ホワイトアスパラガスはやわらかく繊細な歯ざわりが特徴であるのに対して、グリーンアスパラガスは硬くシャキシャキしています。

『ホワイトアスパラガス』については、缶詰を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?ちょっとマヨネーズをつけて食べると美味しいですよね。
生のホワイトアスパラガスも勿論ありますが、気温が上がり、土から顔を出して太陽を浴びると緑色になるため、旬が限られていています。
そして、とてもデリケートで、収穫後の劣化も早いのです。
そのため、食感が人気のホワイトアスパラガスは美味しい時期に缶詰に加工したものが主流となりました。

江戸時代、アスパラガスは、ヨーロッパから観賞用として日本に伝わりました。
その後、食用として、ホワイトアスパラガスが先に栽培されたそうです。
しかし、土から顔を出してから収穫するグリーンアスパラガスは、ホワイトアスパラガスよりも栽培に手間がかからないことに加え、光が当たっている分、栄養価が断然高いことが知られ、だんだんグリーンアスパラガスの生産が増えていったため、今ではホワイトアスパラガスの方が稀少になりました。

ヨーロッパでは、日本人にとっての「桜」のように、生のホワイトアスパラガスは、春を告げる風物詩になっていて、『グリーンアスパラガス』より人気が高いそうです。

アスパラガスは、それ自体に自然な甘みがあるので、シンプルに塩茹にしたり、バターでさっと炒めるのがおすすめです。
チーズやホワイトソースにも合うので、パスタやグラタンに入っていても、嬉しくなりますよね。
なお、どちらのアスパラガスも下から上に伸びる性質から、寝かした状態でもエネルギーを使って穂先を上に向けるので、冷蔵庫で保存する時は、穂先を立ててください。
スーパーでもなるべくまっすぐ伸びているものを選びましょう。