食の歳時記
秋<10月> 車エビ

日本人はエビが大好き。

消費量は25万トン前後(2006年)。
一人当たりエビフライに換算すると、58本となり、一人当たりの消費量は世界一です。

国産は約10%の2.6トン。90%は輸入。輸入先は、ベトナム、インドネシア、タイなど東南アジアです。

エビは大別すると、海中を泳ぐ遊泳型(車エビ、大正エビ、ブラックタイガーなど)と、海底を歩く歩行型(伊勢エビ、ロブスターなど)に分かれます。世界で約3,000種もいるといわれています。

エビの芳醇な甘味とぷりぷりの食感は、古来から日本人の味覚を刺激してきました。
また、腰が曲っていて長いひげが長寿をあらわすとして、「海老」と呼び、慶事に欠かせない食材として愛用されてきました。

冷凍輸入物が、年中出回っていますが、秋も深まる10月中旬から旬を迎えるのは、「車エビ」。
中型の食用エビのなかの最高級品種です。
車エビは、体を曲げると縞模様が車輪のように見えるところから、この名が付いたといわれています。

活きたものは、殻をむいての踊り食いが秀逸。
熱湯にくぐらせて鮮やかな赤色に茹で上げると、甘味が増して、よりおいしくなります。

食欲の秋。ちょっと奮発して車エビの天ぷらなどいかがでしょうか?
(Vol.72)
Close