食の歳時記
春<4月> ワカメ

illust/tamiさん

たけのことワカメの「若竹煮」。
木の芽(山椒の若葉)を添えて・・・。
春の味覚を満喫できる一品です。

暖かくなってくると、きゅうりと生ワカメの酢の物もさわやかでおいしくなりますね。
毎日の味噌汁にはお豆腐とワカメが定番です。

この季節、店頭では、「お刺身ワカメ」とか、「春告げワカメ」などと表示された「生ワカメ」を見かけるようになります。

ワカメは縄文の時代から大切な食糧であり、ミネラルなどの供給源でした。日本・韓国・中国の一部に棲息する一年草の海藻です。
寒い冬の間に成長し、3〜5月にかけて収穫されます。この季節をはずすと、塩蔵や乾燥ワカメなどの加工品になります。
ワカメは、日本と韓国が消費大国で、韓国では日本の3倍の消費量だそうです。
現在はほとんどが養殖物ですが、種付けだけ人の手を経て、あとは自然環境にゆだねられます。もちろん化学肥料や薬物は一切使われず「海の有機野菜」とも呼ばれています。

ワカメは、カルシウム、カリウム、ヨウ素など、ミネラル類が豊富な上、ローカロリー。健康・美容食として古くから親しまれています。

近年、欧米でもワカメの効用に注目して、メニューに取り入れられるようになってきました。鮨でのりに慣れた欧米の人たちがワカメの酢の物を好んで食べるようになる日も近いかも・・・。
(MCC通信 Vol.54)
illust/こうさん
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