食の歳時記
秋<10月> 栗よりうまい、さつまいも

illust/Tamiさん

最近、スーパーで石焼いもを、販売している店がありますよね。
焼き上がりの時間が書いてあったりして、あの魅力的なにおいが漂って、おやつの時間ごろだとついつい・・・
どうして女性は、あの味に弱いのでしょうか?

ほくほくとした食感と、甘い味とねっとり感、ちょっとこげた皮の匂い。肌寒くなった体に熱々の石焼いも。
太るなぁと思いつつも「まあいいか・・・」となってしまうのが、さつまいもの魔力です。

石焼いものように「低温でじっくり加熱」すると、酵素の働きで、麦芽糖が7〜14%も生成されて甘くなるのだそうです。
英名は「スイートポテト」。

焼きいもは、江戸時代から庶民のうれしいおやつでした。
町内ごとの番屋(門番)では、焼き芋を内職代わりに販売していたそうで、江戸八百八町焼き芋のない町はない、といわれるほど普及していたそうです。

当時は、埼玉の川越産のさつまいもが、とても甘くおいしくて、値段も手ごろだったことから評判だったそうです。

江戸から川越までは、距離が13里ありました。そこで、「栗(9里)より(4里)うまい13里」とふれて売り歩き、大人気だったとか・・・

江戸の町娘の好物は、「芝居、こんにゃく、いも、かぼちゃ」と言われていました。時代は変わっても女性の好物は、変わらないものですね。

薩摩芋(さつまいも)は、呼んで字のごとく、薩摩(鹿児島)が発祥の地です。1600年ごろ、中国から琉球(沖縄)を経由して、薩摩に伝わりました。

八代将軍吉宗のころに、農学者青木昆陽(こんよう)が救荒作物として全国に広めたといわれています。
生産量は鹿児島が一番ですが、茨城・千葉産が、10月ごろから出荷されていきます。

原生は、メキシコを中心とする熱帯アメリカ。15世紀末に、かのコロンブスが、ヨーロッパに持ち帰りました。

さつまいもはビタミンCや食物繊維が多く含まれていますので、美容・便秘の解消などにもいいようです。

石焼いもも捨てがたいのですが、私は、さつまいものてんぷらが大好物。煮物やきんとん、いもご飯、大学いも、ふかしいもなど多種多様な料理やお菓子に広く利用されています。

食欲の秋です。旬のさつまいもに、舌鼓を打ってみませんか。


■お料理レシピ「さつまいもプリン」の作り方は
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http://www.meg-snow.com/recipe/
(MCC通信 Vol.36)
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