食の歳時記
夏<9月> 栗(くり)

illust/maiさん

9月に入り、まだ暑い日が続いていますが、20日は「彼岸の入り」。
日増しに秋の気配が近づいてきます。

秋といえば「食欲」ですよね(^Q^)。

その秋の実りの代表格に、【栗】があります。
6月ごろに花を咲かせて、9月に入ると緑のイガイガが茶色くなって、割れ落ち、収穫の季節になります。

さて、この栗ですが縄文時代から栽培され、古代人の重要な食糧でした。クルミなどとともに、古代遺跡からその炭化したものが発見されています。

栗の主成分は、デンプン質がおよそ40%。穀物として重宝されたと同時に、ナッツの特徴であるタンパク質、ビタミンC、鉄、銅、マンガンなどミネラルも豊富に含み、貴重な栄養源であったことがうかがえます。

栗は、日本原産の「日本栗」、天津甘栗で有名な「中国栗」、マロングラッセの「ヨーロッパ栗」と「アメリカ栗」の4種に分類されるそうです。

日本栗は大きめで風味も良いのですが、渋皮がむきにくいのが難点です。

でも、それを逆手にとって、渋皮のついたまま、砂糖と煮詰める「渋皮煮」という調理法があります。事前に栗のあくをていねいに取り除くのがコツです。

丹波栗が品質の良いことで有名ですが、生産量の多いのは茨城県だそうです。
鬼皮を取って渋皮をむくのはなかなか大変ですが、最近は、皮がむかれたものも売っています。

栗は、マロングラッセやモンブランケーキなど、洋菓子にも活用されています。

そして、和食の栗料理の代表は、「栗ご飯」。
栗と新米、昆布、塩とみりんで炊き上げます。
今夜は、ほくほくの栗がごろごろと入った「新米+栗ご飯」で、秋の旬を食べてみませんか? おかずは秋刀魚で・・・

(MCC通信 Vol.35)
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