食の歳時記
秋<11月> 新米

illust/yuzuさん

今年収穫された新米が出回っています。
やはり取れたてのお米は、格別おいしいですね。

JAS規格によると新米とは「その年に収穫したお米を12月31日までに精米して、袋詰めされたもの」。
新米と呼べるのは年内に袋詰めされたものでまさに期間限定品です。
今年のお米は、長雨による日照不足や台風の影響もあって、作況指数は全国平均で97だそうです。

稲は、縄文時代から日本人を育んだ大切な穀物です。
日本は、温度や雨量など稲作に適した風土だったため、増えつづける人口を支えて、主食となりました。
現在の生産量は約900万トン、自給率は100%です。

ただし、今から46年前の昭和35年、1人当り一年間に115kg(1日にごはん茶碗6.6杯)食べていましたが、平成15年は、62kgと半減してしまいました。

最近は農作業も機械化が進み、昔よりはずっと楽になりましたが、まだまだお米作りは大変です。
5月中旬の田植えに始まり、秋の収穫まで厳しい作業が続きます。
米という字は、八十八と書きます。これは、収穫するまでに88回も手間がかかるのでこういう字になったそうです。

ところで、炊き上げたごはんの茶碗1杯(150g)には、何粒のお米が入っているか数えたことありますか?
おおよそ3,200粒ぐらいだそうです。

稲穂一株に、約70粒の実がなりますので、ごはん1杯分では、46株の計算になります。
いずれにしても、生産者への慰労と大地の恵みに感謝しつつ、おいしい新米をいただきたいものです。

ご存知のように、新米をおいしく炊くには、いつもよりお水をやや少なめにするのがコツのようです。

実りの秋も終盤の11月。
旬の素材を肴に、ほかほかの炊き立て新米を、6400粒ほど召し上がってみませんか?
馬肥ゆる…になっても知りませんけど(*^^)v


(MCC通信 Vol.25)
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