食の歳時記
春<6月> ピーマン

illust/まきまきさん

ヒトの味覚は年齢とともに変化します。
子供の頃、どうしても食べられなかったものが大人になると好きになったりしませんか?

児童生徒の食生活実態調査(日本体育・学校健康センター平成12年度調べ)によると・・・・
小・中学生の嫌いな食べ物の堂々のトップは【ピーマン】。

以下「なす」「レバー」「ねぎ」「にんじん」「トマト」「セロリ」と続きます。
平成7年度の調査でも栄光(?)の1・2位は不動です。
以下の順位は、多少入れ替わりますが出てくる名前は同じです。
そういえば私も小学生のころ「食べられなくはない…」状態だったと思います。でも、今は大好きです。

ピーマン独特の苦味が子供から嫌われる理由と言われています。
子供のころ、あのほろ苦いビールを大人たちがおいしそうに飲んでいるのがとても不可解でした。この苦味は、大人になるにつれ、おいしく感じるいわゆる「大人の味」なのかもしれません。
でも「なす」が2位とは意外でした。

さて、初夏にかけて露地物が出回る【ピーマン】は、ビタミンA、ビタミンC、カロチンが豊富で夏バテや疲労回復、風邪の予防、美肌に効果があるそうです。

【ピーマン】は、甘味系のとうがらしの一種です。
フランス語で「ピマンPiment=とうがらし」と言いこれが【ピーマン】の名の由来です。
英名はその形から「Bell pepper」と呼ばれています。
緑鮮やかな【ピーマン】も完熟すると赤くなります。

昨今、野菜売り場をカラフルに彩る大型肉厚で甘味の強い「パプリカ」は、ハンガリー語で、同国の代表的な料理はパプリカとお肉の煮込みスープ=グャーシュだそうです。

【ピーマン】のビタミンCは、熱に強いので炒めたり煮たりしてもOK。
サラダや肉詰め、中華料理、てんぷら、ピクルスなど応用範囲が広い野菜です。
これから暑い季節の体力回復に効果がある【ピーマン】。
何とか嫌いなお子さんに食べてもらいたいですね。
(MCC通信 Vol.20)
illust/Tamiさん
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