雪印メグミルク
待ち人は牛に乗って。
ちょっと小粋な小料理屋さん。入口の左右に「盛り塩」があるのをご覧になったことがあると思います。この盛り塩には、牛が深く関係しているのです。
中国の晋時代。時の帝(みかど)には数え切れないほどのお妾さんがいました。毎晩、牛車に乗って一軒ずつ回っても何年かかることやら・・・。そこで、その中のひとりの女性が一計を案じ、家の前に塩をおいたところ、塩を舐めたさに牛がぴたりと止まってしまいました。帝はしかたなく? その女性の家を訪れたとか。ともあれこの故事から、「お客様を呼び込む」と言うことで、お店の前に盛り塩をするようになったといわれています。牛はミネラルを摂取するために、塩をたくさん摂取します。今でも牛舎には鉱塩が置いてあり、いつでも牛が舐められるようにしています。
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