平成14年7月5日


お客様各位

雪印乳業株式会社



「企業倫理委員会」の設置と第1回委員会のご報告について


 日頃より雪印製品をご愛顧頂き、誠にありがとうございます。
 弊社は、平成12年6月の「大阪工場食中毒事件」の反省を踏まえ、企業倫理の徹底を行ってまいりました。しかし、本年1月の雪印食品の不祥事により、グループ会社を含め、より一層企業倫理をさせる必要があると痛感いたしました。
 弊社は、お客様から再びご信頼いただくために経営体質の刷新(コーポレートガバナンス)を取り進めてまいりました。その一環として、「社外の目・消費者の目」である社外取締役の招聘とグループ会社を含めた企業倫理体制強化のための「企業倫理委員会」を設置することと致しました。
 社外取締役については、日和佐 信子氏(前 全国消費者団体連絡会事務局長)を株主総会にて選任いただきました。
 また、6月21日に第1回「企業倫理委員会」を開催し、委員長として日和佐 信子氏を選任致しました。なお、委員会は取締役会の諮問機関として、企業倫理面及び品質面等に関する提言・勧告ならびに検証を継続的に行ないます。委員会は、社外の方々を含む委員で構成されます。

1. 第1期「企業倫理委員会」委員(敬称略)
(期間 平成14年6月21日〜平成15年6月30日)
 
委員長 日和佐 信子 前 全国消費者団体連絡会事務局長
社外委員 畔柳  達雄 現 兼子・岩松法律事務所弁護士
社外委員 田中  宏司 現 経営倫理実践研究センター主任研究員
社外委員 鈴木  紀子 前 コープとうきょう理事品質管理部長
社外委員 五十嵐 英夫 元 東京都立衛生研究所参事研究員
 
社内委員 岡田  晴彦 前 代表取締役副社長(第1回のみ)
社内委員 山口  次男 前 常務取締役(第1回のみ)
 
2. 第1回「企業倫理委員会」のご報告
   第1回委員会では、委員会設置の主旨、位置づけの説明に始まり、弊社の基本的状況を委員が共有化する目的で議事を進めました。
 まず、企業の自主行動指針で、国の基準となる内閣府「自主行動基準検討委員会」での中間報告を内閣府委員でもある田中委員より説明いただき、委員全員が企業倫理の基本的事項を共有化するとともに、弊社が既に制定している行動憲章・行動指針との比較検討をいただきました。
 次に、「大阪工場食中毒事件」以降の弊社の企業倫理面、品質面での取り組み経過と社内評価及びその課題を開示し、その問題点の抽出と課題を委員会で検討していただきました。また、弊社とグループ会社の現状認識のために、会社組織、工場別製造品目、営業・品質管理体制、企業倫理システム、お客様対応システムなどについて、社外委員に説明致しました。弊社の現状理解をより深めるために、委員会による弊社工場・研究所等の視察、従業員とのミーティングなどの要望が委員会より出され、これを次回委員会開催前に実施することと致しました。
 品質管理については専門性も高いことから、委員会内に品質部会を設置し、鈴木委員を部会長に選任し、必要に応じて社内外からメンバーを加えることを決定しました。
 最後に、次回以降月1回を目処に開催を予定し、第2回委員会は今回検討した弊社の企業倫理面、品質面の問題点について、なお一層の検討を加えることを予定しております。
 
 なお、委員会の内容につきましては、今後も適宜お客様にご報告してまいります。
以 上


本件に関するお問い合わせ先
雪印乳業株式会社 企業倫理室

TEL:03-3226-2064 FAX:03-3226-2677

雪印乳業株式会社 広報室

TEL:03-3226-2124 FAX:03-3226-2150



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