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今回『Letter From Factory』の実行委員になり、工場見学の企画から参加させて頂きました。「参加したお客様に変わった(変わろうとしている)我々を見て頂き、また工場見学を満足して頂く」、このことをテーマに連日議論をし、工場内で何度か予行練習をしながら、意見の交換を行いました。当初はお客様に無塵服等の製造用の服装に着替えていただき、工場での品質管理を体感して頂きながら見学していただく予定でしたが、予行練習に参加した従業員から「それは実行委員の自己満足であってお客様にとっては逆に迷惑なのでは」という厳しい意見をもらいました。また逆に楽しさを優先して「品質」面をお伝えすることがおろそかになるのではとの懸念もあり、悩みに悩みながら議論を重ね、当日を向かえました。
今回お客様のご案内役をさせていただいたことは、今まで製造現場で働き、お客様とお話をする機会がほとんど無かった私にとっては非常に貴重な体験となりました。お客様の声を直接聞くことにより、喜びや反省の念が今まで以上に身にしみて感じられました。お客様は私たちが変わることを(変わってほしいと)
本気で期待されていると感じました。私たちはその期待を今度こそ裏切ってはいけない。私はお客様の期待に必ずお答えすることをその場でお約束しました。
実際に見学を終え、お客さまに『私たち参加者が従業員と同じ服装をしても、製造現場に入ってしまうと品質面で不安が残ってしまう。それよりは今回のように現場には入らず「硝子の向こうは一般の人が入れない清浄な空間なんだ」という説明を受けたほうが本当に品質に気を配っていることが分かる』と言っていただきました。このことに関しては準備段階でいろいろと揉めた点でも有り、「お客様のために」私たちが選んだ選択肢は間違ってはいなかったと嬉しくなりました。
『Letter From Factory』に参加してお客様とお話したことにより、改めて不祥事により多くのお客様を裏切ったという事の重大さを痛感致しました。「がんばれば必ず立ち直れるよ」と励まし元気を下さったお客様や、2度の不祥事を犯したにも関わらず未だに雪印を支持して下さっている多くのお客様に「美味しい」と笑顔で言って頂ける様に、今後私たちは“もの造り”に専念していきたい。この気持ちは自分だけに留めず、職場・工場で共有していきたいと思います。
最後になりましたが、この様な貴重な体験をさせて頂き感謝致します。ありがとうございました。
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