雪印乳業株式会社
雪印乳業株式会社

第二期 (2003年度)

お客さまモニターの方々との活動
お客さまモニター会最終回活動報告

いよいよモニター会も最後の第6回を迎えました。
最後は工場見学を兼ねた会。首都圏モニターさんは神奈川県横浜市の横浜チーズ工場に、近畿圏モニターさんは兵庫県伊丹市の関西チーズ工場に、お集まりいただきました。


まずは社長からモニターの皆さまへ御礼を申し上げ、会はスタート。
続けて、これまでのモニター活動中にいただいた商品や表示に関する本当にたくさんのご意見に対して、開発部門の者から回答や取組み方、考え方をお話しました。
その後工場を見学していただき、最後には、手作りではありますが御礼の会として食事をしていただきながら、前回試食評価した“モニター発”メニューの上位発表と、本当に最後まで盛りだくさんの内容でした。


ここではまず、これまでの活動中にいただいたモニターさんからのご意見に対する回答について、そのほんの一部をご報告します。

「顔」の解説

「納得」のイメージ

「不満」のイメージ

「提案」のイメージ

「疑問」のイメージ

●「野菜と一緒に!炒めるチーズ」について
『商品名が「野菜と一緒に炒める」と限定しすぎ』
『脱酸素剤が入っていることに気付かず調理の時にフライパンに落としてしまう』
(当社から) 『平成16年春を改良のめどとし、ネーミングなどコンセプトを再検討しています。またそれに合わせて脱酸素剤についての警告表示についても改良し、分かりやすい表示に変更したいと考えています。』

●「コクとうまみのチーズ」について
『塩辛く感じる』
(当社から) 『この商品は、ビールやワインなどお酒のおつまみにピッタリなチーズで、通常のチーズよりうまみやコクを感じるアミノ酸を豊富に含んでいるために、塩味が濃いように感じられるようです。(実際に「コクとうまみのチーズ」と他のチーズとのナトリウム量に大差はありません。)商品を購入される方がこの特徴をご理解いただけるような表示を検討したいと考えています。』

●「野菜とたべるスライス」について
『商品名が「野菜とたべる」と限定しすぎ』
『パッケージのレシピ写真がおいしそうに見えない』
(当社から) 『野菜と乳製品をもっとおいしく召し上がっていただきたいというコンセプトのもとの商品です。ネーミング、パッケージデザインともに、より明確に魅力的に伝わるものになるよう再検討しています。』


  もっとも多くいただいたのは、やはり上に挙げたように表示に関する声でした。
個々の商品と結び付けて例を挙げましたが、いくつかの商品に共通するご要望でもありました。
他には、使いやすさや保存のしやすさといった包装形態に関するご意見、また販売形態や販売促進活動に関しても、例えば、モニターになっていなかったら知らないままだったであろう商品や店頭で見かけたとしても買わなかったであろう商品があるという声、せっかくモニター会を通して知った商品もなかなか売られていなかったりして残念という声もありました。
日々の生活に深く関わる乳製品という商品なだけに、モニターさんからの声は「おいしく食べたい」や「かしこく利用したい」、そしてもちろん「安全に使いたい」「安心して食べたい」というごく当たり前の思いからの発想でもありました。
課題はまだまだ山積という感じですが、一つ一つ興味深い話をたくさんいただきました。


  続いて工場見学。
大人になると意外と経験できない工場見学。ガラス越しではありましたが真剣な眼差しで製造ラインを見つめ、説明に立った工場担当者とのやり取りはモニターさんにとっては短い時間で、物足りなかったのではないかと思います。
(C)Copyright: Snow Brand Milk Products Co.,Ltd.All right reserved.