雪印乳業株式会社
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お客様モニターの方々との活動
お客さまモニター会最終回活動報告
・・・・・・高野瀬社長「雪印改革」の決意表明・・・・・・


9/30大阪会場

9/27東京会場



■第4回お客様モニター会を受けて
   第4回で会社側からご提案した「雪印の改革の方向性」ついて、モニターのみなさまは受け止めていただいきましたが、その上で「本気で改革して下さい」「誰が責任者か明確にして下さい」「改革のプロセスを広く公開して下さい」という改革実行に対する厳しいご意見を頂戴しました。
 社内「横断プロジェクト」会議、役員会で再確認し、改革の具体的施策をプログラム化するとともに、最終責任者として社長の高野瀬自ら、お客様モニター最終回に出席し、モニターのみなさまに「雪印3つの改革の柱」を最終発表し、お客さまに「本気の改革」の決意とお約束を表明することといたしました。

■高野瀬社長、役員出席によるモニター会最終回での改革の決意とお約束
   2002年9月27日東京、30日大阪にて、お客様モニター会最終回を実施いたしました。
 4月22日の新聞紙上での募集から約半年間に亘る「はじめての経営モニター」の最終の仕上げの日であると同時に、社長の高野瀬の掲げる第二創業にむけての改革のスタートの日でもありました。

 社長より、この半年間のモニターのみなさま方の熱心で、真剣な活動に深く感謝申し上げるとともに、第4回終了後「雪印の改革の方向性」について、みなさまから頂戴したレポートでのご意見、ご質問のすべてに目を通させていただき、受け止めなければならない貴重なご意見や疑問、胸に刻んでおかなければならないお言葉について、お一人お一人に、社長自らの言葉で回答し、感想を述べさせていただきました。
 その上で、一連の不祥事の原因の本質は「内向き体質」にあること、外に目を向け、外の物差しで雪印の中身を変えていくこと、それがまさにお客様モニターであり、社外アドバイザーや社外取締役の経営への招聘であること、など改革への取り組みを改めて確認させていただきました。
 今後の新生雪印の経営について、社長として「情報開示を徹底して行なう、さらけ出す雪印」「事件を風化させない、教訓とし続ける雪印」になることを最も重要に考えていきたいと述べ、「雪印3つの改革の柱」( 31kb)について、モニターのみなさまおよび国民のみなさまに対して「強い決意で実行していくことをお約束」いたしました。


モニターのみなさまからの主なご意見(レポート)と社長の回答
Q:この「雪印3つの改革の柱」を本気でやって下さいますね。
A: 社長である私が経営を代表して実行していくことをお約束いたします。
具体的には各部で「3つの改革の柱」に基づいた制度・仕組みの見直しや新規導入のプログラムを策定。新再建計画の中に組み入れ、経営活動として推進してまいります。このことを全社をあげて実現してまいります。そして、改革の進捗について定期的にみなさまの目に見える形でご報告してまいります。
Q:取締役を含む経営陣自らが、お客さまの電話に出るくらいして、お客さまのご意見に耳を傾けて欲しい。
A: お客さまにご迷惑をおかけしない形で、実現に向け努力してまいります。
Q:改めて食の責任を認識する会社になって欲しい。
A: 「事件を風化させない」ということに尽きると思います。教訓を生かし続けてまいります。
Q:生産者と消費者の間にメーカーが入ることで、生産者の思いが見えなくなっているのではないか。
A: 生産者とお客さまを結ぶという社会的使命を果たしてゆきたいと思います。

井上先生からの総括
   最後に、この半年間に亘って、モニター会をコーディネートしていただいた井上チイ子先生から、「今回のモニター会は、企業にとっても生身の人間50名余りの方々と出会えたことはまさに幸運であり、5回に亘る対話の中で企業が心を動かされたと思う。人間とはうれしいもので、相手のことがよくわかると、とても親しみを覚え、自分の出来ることならしてあげたい、と思うようになる。そんな努力を続けていく企業がお客さまが離れない企業になる。雪印は今回のモニター会でそのことを体で学んだと思います。その意味で今回の会は会社の歴史に残るものになったと感じています。
是非とも、本気の改革を実現していただきたいと思っています。」とモニター会を総括していただきました。
モニター会事務局より
   二度の不祥事を起こした企業として、経営改革に反映させるためにスタートしたモニター会ですが、解決策に前例がある訳でもなく、モニターのみなさまからのご意見、お叱り、要望を全身を耳にして受け止め、話し、考え抜くことがすべてでした。
モニターのみなさまは、本当に熱心に雪印のことを調べ、直言いただき、仲間のみなさまともご自分の問題として語り合っていただき、私達に真剣に向き合っていただきました。そして、社長が宣言した「改革の3つの柱」に結実することができました。
本当の改革は、これからがスタートであり、経営者、従業員が一丸となって、推進していくことが、私達雪印の責任であると考えております。
「これからの雪印を見ていてください」
モニターのみなさま、井上チイ子先生、モニターにご応募下さった2,901名のみなさま、そしてホームページをご覧いただいた多くのみなさまに申し上げる感謝の言葉です。
最後に、最終回にモニターの方から戴いたお言葉を掲載させていただきたいと思います。
「今、一番お客さまに向き合っている企業は、と聞かれたら、雪印と答えます」(東京)
「最初は雪印と戦うつもりで参加しましたが、最後は雪印のために何が出来るか自然と考えるようになっていました。」(大阪)


尚、第二期モニターにつきましては、内容が決まりましたら発表させていただきます。
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