雪印乳業株式会社
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お客様モニターの方々との活動
第一回お客様モニター活動報告(神戸工場・野田工場にて)
「お客さまの視点にたった工場運営とは何か」それを教えていただくために、モニター様54名中50名の方に工場に訪問していただいて話し合いをさせていただきました。

2002年6月5日には神戸工場(近畿圏モニター様 26名)で、6月7日には野田工場(首都圏モニター様24名)で実施いたしました。

通常の見学ルートではなく、実際の製造ラインの中に入っていただき、1時間半じっくりとご覧いただきました。

品質管理室の視察模様。どのように検査を行なっているか見ていただきました。モニターの方の表情も真剣です。 ラインの中は機械が稼動しているため説明する声もも聞こえにくく、話す方も聞く方も必死です。



入室前には手を自動シャワーで濡らし洗剤をつけてよく洗った後、更にアルコールで殺菌をします。
モニターの皆様には、指輪やアクセサリーをすべて外していただき、従業員と同じ工場服を着用してもらいました。もちろん健康チェックから規定の洗浄やエアシャワー等の「工場にはいっていただく為のすべての作業」にご協力していただきました。

モニターのみなさまに工場内をじっくり視察していただいたあとは、グループに分かれて工場の社員を交えて意見交換をさせていただきました。モニター様からのご質問で多かったのは次のようなものでした。

事件前と事件後で何が変わりましたか(改善されましたか)
検査をしている人の資格や教育はどうなっていますか?
工場全体での教育はどうなっていますか?
機械のみならず、従業員の姿勢は変わったのでしょうか?
全国の工場すべてこのような管理体制なのでしょうか?
工場内で停電が起きたときはどうなるのですか?



今までの雪印からの情報発信不足を反省すると同時に、社員から出来る限りご説明をさせていただきました。しかし、どうしても専門的な話になりすぎたり、うまく説明するだけのコミュニケーション能力も不足し、モニター様に情報をお伝えする難しさを痛感しました。問題点を整理し、もう一度モニター様にご説明し直すつもりです。その詳細につきましては次回のホームページアップでご紹介したいと思います。

その他モニター様のご感想、ご意見は次の通りでした。


【感想・意見】
今日のようにラインを見せてもらうと「見せても大丈夫」という自信の表れだと思うので安心できます。もっと今日のような視察会(単なる見学ルートの見学ではなく)等を例えば学校のPTAの方々を対象に行なってはどうでしょうか。
厳しい話をすると、見学で悪いところがわかるようでは論外であり、素人が見たって悪いところはそうそうわかるものではないので、本日の視察会も雪印のパフォーマンスだと思っています。結局は体質が変わらないとだめだし、人の問題だと思います。
製造した牛乳はその日にしか売れずに廃棄に回ると聞いて驚きました。品質上問題ないのに廃棄するのはもったいないと思います。
やはりまだ内部の監査だけでは心配です(信用できない)。第三者の抜き打ちのチェックなどはあるのでしょうか?今後は内部の監査だけではなく、外部のチェックがどう機能しているかを透明にして欲しいと思います。
工場を見て機械がたくさんあり、これらを見ても安全かどうかはよくわかりませんでしたが、隅々まで清掃が行き届いていた点、ポスター等の掲示物がしっかり貼られていた点でちゃんとしているという印象を受けました。
一方で、モップが無造作に置いてあったりして、もっと細心の注意をしてほしいです。



モニターの方々の新鮮な目で工場をご覧いただき、さまざまなご意見・ご質問をいただきました。現在社内の関係部署で一つ一つ確認しながら説明が足りない点や改善点などを洗い出しています。モニターの方々のご意見がどのように反映されたかにつきましては改めてご報告致します。
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