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2008.08.28
 
 

雪印乳業株式会社
チーズのうまみと健康効果に関する
研究成果の発表について

雪印乳業株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:高野瀬忠明)は、これまでのチーズに関する研究成果として、うまみに優れたゴーダチーズの開発と、このチーズ中に生じるペプチドの健康効果に関して、8月29日に開催されます平成20年度 日本酪農科学シンポジウムで発表いたします。さらに、チーズ中に生じるペプチドの健康効果のうち血糖値上昇抑制作用に関して、8月31日に開催されます第9回 国際乳酸菌シンポジウムで発表いたしますので、ご案内申し上げます。




○ 平成20年度 日本酪農科学シンポジウム

会 期:平成20年8月29日(金)
会 場:武蔵野スイングホール(東京都武蔵野市)

【研究発表の概要】
演題名Lactobacillus helveticusを用いた健康効果を有するゴーダチーズの開発
発表者:木村 彰
所 属:技術研究所 札幌研究所
発 表:8月29日(金)10時50分より口頭発表

<発表内容の要約>
 チーズの熟成中にプロテアーゼやペプチダーゼによりタンパク質が分解されてアミノ酸が生成されます。このアミノ酸がチーズのうまみに大きな役割を果たしています。従来の方法では、うまみを増加させると苦味を有するペプチドも増加し、チーズの風味を損ねるという問題がありました。そこで、苦味ペプチドをアミノ酸まで分解するペプチダーゼ活性の高い菌株を、当社が保有する乳酸菌より選抜しました。選抜したLactobacillus helveticus SBT2171株を用いて製造・熟成したチーズには、チーズのうまみのもとである、グルタミン酸やアスパラギン酸などのアミノ酸の総量が当社通常チーズの約3倍含まれており、芳醇な味わいが得られます。
 さらに、いくつかの研究から、本菌株を用いて製造したゴーダチーズには、メタボリックシンドロームに対する予防効果の可能性があることが明らかとなりました。


○ 第9回 国際乳酸菌シンポジウム

会 期:平成20年8月31日(日)〜 9月4日(木)
会 場:Hotel Zuiderduin(オランダ)

【研究発表の概要】
演題名:ヘルベ菌使用ゴーダタイプチーズから分離したDPP-W阻害ペプチドの血糖値上昇抑制作用
発表者:瀬戸泰幸、上西寛司、冠木敏秀、中島肇、芹澤篤
所 属:技術研究所
発 表:ポスター発表

<発表内容の要約>
 Lactobacillus helveticus SBT2171株を用いて調製したゴーダタイプチーズの、血糖値上昇に関連するジペプチジルペプチダーゼW(DPP-W)の阻害効果について検討しました。DPP-W阻害活性はチーズのペプチド成分中に認められ、その活性は熟成が進むにつれて、より高くなることがわかりました。活性成分の分離精製を進めたところ、8個のアミノ酸からなるペプチドに高い阻害活性があることがわかりました。このペプチドをラットに摂取させた試験で、糖負荷後の血糖値上昇が有意に抑制されることがわかりました。

以上


本件に関するお問い合わせ先
雪印乳業株式会社 広報室 広報グループ
Tel : 03-3226-2124
Fax : 03-3226-2150

 


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