食の歳時記
春<5月> 鯵(アジ)

illust/tamiさん

アジの料理といえば、お刺身、たたき、塩焼き、干物、フライ、つみれ、鮨、酢の物と多彩です。

おいしさの決め手となるイノシン酸が豊富なアジは、昔から日本人には馴染みのお魚です。

この季節、脂がのった旬のアジは、お刺身やたたきでいただきたいですね。

千葉房総の漁師料理「なめろう」は、獲れたてのアジを三枚に下ろして、細かく切って、ねぎ、生姜、大葉のみじん切りと、味噌をあわせた郷土料理です。
火は使わず、包丁1本で調理できるのと、薬味で生臭さが消えるので、ごはんのおかずや茶漬けに最適で、船の上では格別のおいしさでしょうね。

あまりのおいしさに皿をなめるように食べたので、「なめろう」の名がついたとか。今では房総の名物料理のひとつです。

近年、高級ブランド化がすすみ、大分県佐賀関の「関アジ」は、その代表格です。
1996年、水産物としてわが国初の商標登録が認められました。
ちなみに、関東では一匹5千円前後で売られています。

高級ブランドアジはさておき、旬のお安いアジが手に入ったら自家製の一夜干しがお薦めです。

アジを開いて、良く洗い血合いを取り除きます。
海水濃度の食塩水に浸して冷蔵庫で20〜30分寝かせます。そして、水分を良くふき取ったら、ざるに乗せて風邪通しの良い日陰で4〜6時間干したら出来上りです。意外と簡単にできますよ。

干すときは、Σ(・o・;) アッ!猫に要注意ですよ!
(MCC通信 Vol.55)
illust/まるさん
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