食の歳時記
春<5月> アスパラガス

illust/ゆうこさん

5月はゴールデンウィーク。
今年は暦に恵まれて9連休の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

新緑がまぶしい初夏の季節ですが、青森や北海道では待ちに待った桜が開花するのもこの季節です。
北国では桜も梅も春の陽射しを受けていっせいに開花します。

さて、今月の「食の歳時記」は、【アスパラガス】です。
北海道や長野などで栽培された露地ものが出回るのが5月。
グリーンアスパラの最もおいしい季節です。

さっと塩茹でにした熱々のアスパラにマヨネーズをかけて、ほおばれば甘くジュシーな味といっしょに太陽と大地の香り… 

アスパラにはグリーンとホワイトアスパラ、そして最近は紫色のパープルアスパラガスがあります。
グリーンとホワイトは、同じ種類のもので、ホワイトは陽に当てないように盛り土をして地中で育てます。

グリーンアスパラが地面からはえているのを見たことがありますか?
つくしん坊のように大地から直接あの穂先がにょきっと顔を出し、ぐいぐい大きくなります。

成長が早いので1日に2度も収穫しなければいけないそうです。
畑一面に、まるで棒が突き出たように見えます。

茹で、ソテー、サラダ、天婦羅、スープなど和洋中と多彩なメニューに応用がききます。
また、塩、マヨネーズやホワイトソース、レモンなどお好きな調味料でおいしく食べることができますね。

私はイタリアンの家庭料理「グリーンアスパラのミラノ風」が好みです。硬めに茹でたアスパラをオリーブオイルでソテーして、塩コショウし、パルメザンチーズを振り、焦がしバターをかけ、半熟の目玉焼きをのせて、レモンを添えていただきます。
とっても簡単ですが、なかなかあなどれないおいしさですよ。

また、お手軽な缶詰のホワイトアスパラが無性に食べたくなる時があります。サラダで食べますが、あのにゅるとした食感と、何ともいえない苦味が癖になります。

生のホワイトアスパラガスも出回って来ましたが、今後の注目の野菜はパープルのようです。パープルは生でもOK。茹でると緑色になり、この3色の中では一番甘味が強いようです。楽しみですね。

収穫された生のアスパラは3日ほどで鮮度が落ちてきます。繊維も硬くなり苦味もでてきます。
買ったその日に食べることをお薦めしますが、保存するときは、ラップをして冷蔵庫に立てて置いてください。
横に置くと元に戻ろうとして自分のエネルギーを使ってしまい、栄養分やうまみが激減するそうです。

さあ、初夏を感じながらアスパラを満喫するのは今がチャンスです。
(MCC通信 Vol.19)
illust/Tamiさん
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