江澤郁子先生のミルク健康塾

第四講座「子育てママの骨太生活」 1時限目栄養不足はダメ!!

子育て真っ只中のお母さん、毎日忙しくて大変だと思います。でも、だからといって普段の食生活をおろそかにすると、ご自分はもとより赤ちゃんにも悪い影響が出てきます。
バランスのよいしっかりした食事は、妊娠前から大切なのです。
最近の研究で、お母さんの妊娠時の栄養状態が子供の将来の健康にも大きくかかわっていることが解明されてきています。

丈夫で健康な赤ちゃんを産むためには、お母さん自身の栄養状態が良いことが大切です。
おなかの中にいる胎児はお母さんから分けてもらう栄養成分をたよりに発育するのです。
妊娠期のお母さんの、低栄養や「やせ」が、子どもの健康と深くかかわっていることが最近の研究で明らかになってきています。特に、過度なヤセ願望が栄養不足の原因になっていると考えられます。

     

平成14年国民栄養調査によると、体重を現在より、減らそうとしている女性の割合は20歳代が54.4%、30歳代は52.5%で半分以上の女性が体重を減らそうと考えています。(図1)

 
図1. 体重を現在より
   減らそうとしている者の割合
平成14年国民栄養調査より
     

また、体型別に見ても、現在、低体重であるにもかかわらず1割以上の人がさらに体重を減らそうとしているのです。(図2)

 

図2. 体型別、体重を減らそうとしている者の割合(女性)

平成14年国民栄養調査より
 
栄養素の不足は、給食がなく欠食が目立ち始める高校生以降の年代から多くなり、カルシウム、鉄、葉酸などの不足が顕著です。
 
妊娠期の栄養不足は、新生児の出生体重低下のリスクになります。
近年、低体重(2000-2500g未満)で生まれる割合が増加しています。(図3)
 
図3. 2000-2500gの低出生体重児出産率(%)
平成15年国民栄養調査より
 

出産時の赤ちゃんの体重も1980年以降、減る傾向にあります。(図4)

低体重児は胎内での栄養も不足しがちで、成熟度が未熟の場合が多いといわれています。
母親からもらっている免疫物質も少なく、病気に対する抵抗力が弱なります。

さらに、低体重で生まれると、将来、肥満や高血圧など生活習慣病にかかるリスクが高まることが研究結果として報告されています。

骨や筋肉がしっかりした「やせ」は問題ありませんが、無理なダイエットなどによる偏った栄養による「やせ」は、胎児に与える影響も大きいのです。

心身ともに健康な赤ちゃんを授かるためにも、お母さんの健康、とりわけ栄養摂取状態、つまり食生活が大切です。

BMI あなたの肥満度を判定 はこちら>>

図4. 出産時の体重(kg)
平成14年国民栄養調査より
 
     
第2時限に進む⇒
 
<<ミルク健康塾トップへもどる
<<第一講座 概論
<<第二講座 骨太なこどもに
<<第三講座 中高年のQOLと牛乳
 

このページのトップへ