江澤郁子先生のミルク健康塾

第二講座「骨太な子どもに」 2時限目子供のダイエットは危険
■牛乳は、太らない

「太るのがいやだから牛乳を飲まない」という、ダイエット志向の女子が増えています。

標準的な体型の人でも半数以上がやせたいと考えているのです。
本来、肥満とは、体脂肪率が多いことを言います。
一見、やせているように見えても、筋肉や骨がやせていて、体脂肪が高いという「隠れ肥満」が増えてます。

これは、体重ばかり気にするあまり、過度なダイエットをしたり、運動もしないで体重を減らそうとすることで、体脂肪より、筋肉や骨が衰えてしまうのです。

   

牛乳を飲むと本当に太るのでしょうか?
約6000人の中学・高校生を対象にした調査によると、右図のように、牛乳の飲量が少ない人より、牛乳を一日平均400ml以上飲んでいる人のほうが、体脂肪率が少ないことがわかりました。

つまり、牛乳を飲んでいるからといって、体脂肪が増えるのではなく、むしろ、体脂肪が下がるのです。
これは、牛乳のカルシウムの摂取量が関係していることが考えられます。

中高生女子の牛乳摂取量と体脂肪率
中高生女子の牛乳摂取量と体脂肪率
社団法人日本酪農乳業協会

栄養価が高いということが、太ると短絡的にイメージされているのだと思います。

それでもどうしても脂肪分が気になるというのなら、低脂肪乳をお勧めします。
脂肪分をカットしているものから、カルシウムやビタミンDなどを加えた機能性乳飲料など、いろいろなものが販売されているので、試してみてください。


■10代は、骨量を最大にする大切な時

前にも述べたように、10代は、骨量がピークをむかえる年代です。
このときに、骨量を増やすことを阻害する不規則な食生活や、無理なダイエットをしていると充分な骨量に達しないまま、ピークをむかえてしまいます。そして、40代後半にさしかかるとホルモンの関係で骨量は徐々に減ってきます。
骨がスカスカになってしまう骨粗しょう症は、10代に作った骨の質がかなり影響するのです。

若い時にこそ骨量を高めておこう
(イメージ図)

若い時にこそ骨量を高めておこう
 
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